『アラブとイスラエル』高橋和夫著作 講談社現代親書 … …初心者にも、これ以上ない、超★わかりやすい本

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ダニエル・シーマンさんというイスラエル政府高官が
フェイスブックで、広島と長崎の平和式典に関して

『独善的な式典にはうんざりだ。
広島と長崎の原爆は日本の侵略行為の報いだ』

とかなんとか書き込んだらしいですね。

陰謀論は陰謀ではないと
見えない世界から、様々な事象を味わわされた私ですが…

人間のようなものが待機していた7/17はスゴくて

闇支配者(たぶんユダヤ人?)は
あのようなものが力を持つと思うのだろうか?
とか疑問に思ったもんだ。

闇組織とユダヤ人、イコールではないが、
米国ユダヤ人についての印象は
混沌のままいえば

一見スマート、口とおなかが違い、本音は出さない。

表面では謙虚そうでも、裏では選民意識と優越感が強く
差別意識が強い。

理性的で、信仰深く、勤勉で賢い。

大ざっぱですが、そんなふう。


ところが、ユダヤ人にも

地位があっても、
本音を明解に語ってしまう人間がいたわけだ。

シーマンさんの書き込み騒動で、私は

気持ちよいくらい、ぶっちゃけてるではないかと感じた。

CIAにもスノーデンのような『クズ』はいるのだと
プーチンさんは思ってるようだが…

闇支配層も、あちこちボロが出るようになり
『質が落ちた』という事かもしれない。

シーマンさんのような『政府高官』は、ユダヤ闇組織からすれば、
『クズ』かもしれないが

そのおかけで、ユダヤ人の謎の部分が見えてきた。

シーマンさんの日本への平和式典への暴言的意見は
麻生ナチス発言への仕返しかも、という意見もあるようだが。

こうしたユダヤ人の『本音』を経てみれば、

戯れ言だが、ユダヤ系闇闇組織の一部が
神の名の下に人工地震ケムトレイル、ワクチンなどによる
人口削減をやっているかもしれない件は
ユダヤ人の情念に触れれば納得できてしまう。


んで…

駐日イスラエル大使館は、シーマンさんの書き込みは
容認できないとして書き込みは削除された。

インターネット広報戦略責任者への起用を辞めさせ

『政府の立場を明らかにしたものではない』
と、シーマンさんの行為を謝罪した。

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この事件を知った時
ユダヤ人の歴史について知りたくなり、本棚から本を取った。

●『アラブとイスラエル
高橋和夫著作
講談社現代親書
1992年刊


これ以上、超わかりやすい本は無いだろう

まだ10ページしか読んでないがf^_^;

ユダヤ人とイスラム教徒(ムスリム)の
歴史のわかりやすさに目からウロコである


初版。実は古書店で100円。
読んでなかったが、良い本だ。

目次の内容を書いておく。


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1、パレスチナへ……ユダヤ人国家イスラエルの成立

2、米ソの中東進出とスエズ危機

3、イスラエルの軍事力

4、パレスチナ解放運動の変遷

5、第四次中東戦争と石油危機

6、イスラエル社会の変貌

7、レバノン戦争の構図

8、ペレストロイカの影

9、インティファーダ……占領下の民衆蜂起

10、湾岸戦争パレスチナ問題……さまざまな『リンケージ』

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ユダヤ人がキリスト教徒と同等な市民権を得る道を開いた
フランス革命はまた
世界がユダヤ人を異物と見なし
迫害に走る民族主義の扉を開いた事にもつながった。

18~19世紀は民族主義の時代だった。

彼らはゲットーから出て、世界各地に溶け込んでいったが

その民族主義が、結果的にユダヤ人を異物とする迫害へとつながったのだ。

だが、最もユダヤ人の同化が進んでいると思われていたフランスで
フランス軍参謀本部勤務のユダヤ人ドレフュース大尉を
ドイツのスパイと濡れ衣を被せられたドレフュース事件が起き

ユダヤ人は衝撃を受ける。

《偏見や差別といった非理性、反理性的なものに対し
理性で立ち向かうのは不可能であり、時間の浪費である》
(p.24)

そして、自分たちの国を持つべきだと言う者が現れる。
テオドール・ヘルツェル

候補地をパレスチナにしたのは、それなりの事情があり
初めから、そこでなければということではなかった。

シオニズム』は、その頃から知られるようになる。

…てな、聞きかじりのような知識は、この本から得た。

今や世界の頂点にあるユダヤ人。

過去、異物として虐げ続けられた歴史への怨念(特にナチス)から
世界に復讐したい情念があっても不思議でも何でもないと思う。

シーマン発言にそれを感じた。

だが、まずは、あの暴言で
ユダヤ人が、少しでも楽になれたのなら良いけどね