オシリスとイシス……古代エジプトで衰えなかった宗教について(渋沢龍彦集成より)

渋沢龍彦は読み出すとはまりこんじゃいますのだ

秘密結社の項目あたりを読んでいたんだけど。

イシス崇拝がカトリックの聖母崇拝の起源
かもしれない説はどこかで読んだ事がある。

《女神イシスは、かならず右手に古代の楽器シストラ(振鈴)をもち、
左手には、ナイル河の豊穣を象徴する手桶をもった姿であらわされる。
そのほか、鎌、三日月、球、牛の角、足のさきまで纏う緑色の長衣、
エジプト型十字などが彼女の目印である》(p.241)


イシスの密議の入社式の荘厳な模様を
ローマの小説家アプレイウスは書いた。


《万物の母、あらゆる原理の支配者、人類のそもそもの創造主、
至上の女神、黄泉の女王、天界の最古参にして、
世界の神々や女神の理想の原型》(p.241)

古代においては、イシスという女神は
それだけ民衆から求められ美化され、賛美されていた
という事は間違いないようだ。

民衆の信仰がいかにすさまじいものであったかは
渋沢龍彦の書いた次の部分によって理解できる。


《エジプト起源のイシス崇拝は、古代末期、ロオマ帝国の
全土にわたって、猛烈な勢いでひろまった。
元老院はたびたび禁止令を出したが、
民衆の信仰心は少しも衰えなかった。
方方で、イシスの神殿が何度も建てられては壊された。
年月とともに、この生殖の大母神であるイシス女神は、
地中海沿岸地方の他のあらゆる女神の性格を統合する、
巨大な神格としてロオマ帝国の全域に君臨するようになった》

古代エジプト神話の中でも有名な
オシリスとイシスの神話のこのイシス……

なんと死んだオシリスを復活させているのだね
ものすんごーい女神パワーである。
(てか、なんだか魔女っぽくない?(@_@)

オシリスは嫉妬深い弟セトに忙殺され、八つ裂きにされるが、
その妹で妻の女神イシスの魔力によって、
ふたたび元のすがたに復活する。》

うーむぅ……

実際、神話じたい、ほとんど興味がなかったワタシだが…

あらためて視野を広げてみる感じで記事にしているが。

たぶん、ネット上のどこかにはすでに書かれているだろうけれど……
自分で考えを広げると新鮮な感じだ。

んで。

フリーメーソンの儀式でなんか
一度死んで復活するてな儀式があったような?

それをふと思い出した。
んで、中丸薫さんの『闇の権力』という本を取り出した。

去年、古書店で買ったのだけど、なかなか理解出来なかった。
内容が難しい訳ではないんだけどね

この本、クリストファー・ナイトさんにかなりページがさかれており
フリーメーソンの入団儀式について書かれている。

んで。

その儀式では、ソロモン神殿の完成直前に
第一の匠ヒラム・アビフから秘密を聞き出そうとした
3人の匠にヒラムが殺されたという
事件をなぞるような象徴死の儀式と、
そして彼が復活するという儀式を行うという箇所がある。

復活……

フリーメーソンの歴史は神秘的だと思った。

クリストファー・ナイトさんは、
『封印のイエス』(学研)という本を
ロバート・ロマスさんて人と共著で出している。

読んでみたいけど、まだ手が回らないよ~(><;)

どんだけ、読んでない本が積んであると思う?(笑)

とりあえず、まとまらないままおしまい

まあ、エジプト神話とフリーメーソンは、つながってるかも。

カトリックを置き忘れたが、混乱するのでまたの機会に。