絵本作家ターシャ・テューダーとグラハム・ベルの関係

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ターシャ・テューダーは絵本作家。

彼女の絵本は、ときどき立ち読みしていました。

久々に映像を観ました。
DVDを知人に借りたのです。

ちょっと感動したです。


バーモント州の東京ドームの何倍もの広さ(6倍くらいだっけ?)の庭に、
アメリカの古き良き時代の生活を再現したかのような暮らしをしています。

コーギー犬のメギーがお供です。

絵本によく出てくるワンコです。

ターシャは亡くなっていました。知りませんでした。


映像は三年前のもので、ターシャ90歳当時のもの。

詳しく言わずとも、知っている人は誰でも知っている絵本作家です。

カリスマ・ガーデナーであり、有名すぎる人です。

23歳で絵本作家デビュー。


ボストンの裕福な家に生まれて、
華やかな社交界に馴染めず、
自分のやりたいことが3歳の時にはわかっていた女性です。

3歳の時、電話の発明者であるグラハム・ベルの家で、

中国原産のバラの花を見て、
「こんなバラを作れる人になりたい!」

はやくも人生の目標を見つけていたとか。

いろいろあって、15歳でその夢の実現へと、助走をはじめたターシャ。

父親は飛行機関係の設計者で、母親は当時では珍しい肖像画家。


両親の知人がよく遊びに来ていて、
マーク・トウェインアインシュタインもいたそうで、

ベルは、バラ作りの趣味もあったのか、その影響を
ターシャは幼い頃、受けたんですね。

ベルは、ルピナスの種をターシャの庭にたくさんまいたそうです。


「だから、アメリカ中がルピナスだらけになったのよ」

とターシャは言います。(^^)

でも、ターシャのユニークさは、
両親の離婚後、引き取られた先の家族に謎がありそうです。

今回、そこに興味を持ちました。

いつか、思いついたら、関連本を読んでみようかと思っています。

ところで。

庭作りは、マイ・スコップがあったほど、ワタシには昔から夢なんですが、

モリスとか、アート&クラフツ運動とか、
マッキントッシュの椅子とかがイメージですね。
ビクトリアン・ハウスに、・・・何でしょうね、グラスゴーとか、浮かんでくるけど、ランダムなんで気にしないでね。
詳しくないんで。

そうそう、アールデコとか。

最近庭いじり気分にはなれてないです。
それ以前にスペースがないけど。(TT)

実家の古い方の庭が、土は掘りたい放題で、
すごくストレス解消になっていました。
(内緒ですが・・・誰に・・・?(^^;)

ターシャの家はとても古い造りに見えますが、
実は18世紀の家具を研究する息子さんが
ターシャのために、

わざわざ最初から古びて見えるように建てたものだそうです。


息子さんが一人でコツコツ造りました。
すごいなあと思います。

孫夫婦も古い機械で、りんごジュース絞ったり、
蜂の巣からとったロウに糸を何度も浸してロウソクを手作りしたりのお手伝い。

時間が、そこでは止まったかのようです。


どれも時間がかかり、手間もかかるし、疲れます。

でも、

16歳で優勝経験があるほど、ターシャは料理が得意。
その彼女が言うには、
コツは近道を見つけようとしないことのようです。

人生にも、庭づくりにも言えること、
夢の実現のためには、動くこと、
そしてそのために、辛抱も大切だということです。

「待つ間のわくわくした気持ちだって味わえるわ」


ターシャが夢を実現しようと決断したのは、56歳の時。

荒れたじゃがいも畑は、30年の歳月をかけて、素晴らしい庭園に生まれ変わりました。

鳩の赤ちゃんをカーディガンの下で育てていたりには、びっくり・・・
すごいなあ。

でも、ワタシが一番興味を持ったのは、庭仕事の器
具や道具の置き方。

家具や配置でした。

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今日、奇才、建築家石山修武(いしやまおさむ)さんの特集を教育TVで放送していました。

カンボジアの「ひろしまハウス」
「リアス・アーク美術館」とか、
他にもいろいろありますが、
今なら「世田谷村」ですか。
世田谷美術館で石山さんの展示があることを知り、
ちょっと行きたいなと思ってるところです。