カリスマ店員は荒野をめざす!? あるレーサー兼会社社長の今とこれから

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ワタシの場合に限ってだろうか…?

好奇心は身を滅ぼす。

この言葉がしっくり来る経験が多いのは…f^^;

しかしである。
プラス面も多いのだ。

未知を恐れぬ好奇心は、時に大きな人生の財産を生み出す。
それは出会いという財産である。

出会いには希望と不安が常に伴うが、
それを吹き飛ばすのが
“好奇心”というものなのかもしれない。

文字だけで何がわかるのか。
文字だけで何が見えるのか。
文字だけで何が出来るというのか。

いつも抱えていたネットへの苛立ち。
勝手に一人歩きする情報と、積み上げられてゆくフィクション。

長くなればなるほど、
ブログ文字の嘘かホントかわからない
匿名と変わらないブロガーによる個人情報モドキは、
他者のアタマの中で
勝手にイメージ増殖し
妄想化し
本来のその個人からより遠い本人像が出来上がってゆくような気がする。

ここに登場するo氏も人気のあるブロガーの一人であるが、
ワタシが一番はじめに彼のブログで心惹かれたのは
画像の美しさであった。

それゆえ、ファンの人々には写真つながりの人が結構いて、
コメント欄で写真教室のようなやりとりがしばしば見られる。

本当にうまいと思う。編集作業の結果にせよ、何にせよ。

そして、絵も上手。
棚も作る。器用な人だ。
まめにコメントの返事をしてくださる誠実な人柄。

ワタシのような人間嫌いから見れば
信じがたい感じの良さである。

(こんなやつ、フツーおらんやろ~)

本当にそう思った。

これで人気がないわけがない。
他に何が必要だろうか。

だがこの人には、
なんと多くのポケットがあることか。

記事で紹介される

ハンドメイド雑貨

キャラ雑貨

思い出の品々


やられた☆

見たい見たい見たい見たい……
遠いと思っていたが意外に近くであった。

「こんなやつおらんやろ~」
そう思っていたワタシは、実際、実物と対面してきて、
意外な結末を迎えることになる。
(おおげさな~^^;)

***************

o様

昨日はお世話になりました。

お忙しい中、お相手してくださり、

感謝(^^♪ 感謝(^^♪


o氏は本業は貿易業を営む会社の社長さんである。

今、少し体調を壊されて、
本業をお休みされている。

お身内の経営する雑貨ショップで
なんと☆ 一時的に

カリスマ店員(?) をしておられる。


生来じっとしているのがお嫌いなんだろうか、
幼い頃から怪我がたえないとか。

実際、

ここ数ヶ月の内に、
ちっこい事故が重なって起き
o様のお身体には
相次ぐ怪我、怪我、怪我……

日常に支障はないように見えますが。
(怖くて本人に確認できませんでした(+_+;)

…って、

本当に大丈夫なのかっ!?


この人も何かによって守られているような気がする人である。

反骨の精神を秘めながら、
表面はいたって穏やかで明るい。

彼のブログのテーマの写真──青い空、遙かな大海原──のように、
空の青さを人柄に感じさせてくれる人である。

彼のブログのコメ欄の
「無理をしないでくださいね」の来訪者コメントに
「無理はしませんよ」と彼の返事コメントがあっても、
まず信じてはいけない(笑)

何度も言うが、
この人はじっとしてはいられない人なんである。

だから、
怪我や病気のための休養も
果たして「休養」になっているのかどうかは

である。

貿易業で大きな物品(当然金額も大きい)を扱っていた彼にとっては、
細々した雑貨のショップ店頭で
じっとしていることなど
退屈以外の何物でもないだろうと
昨日、
より理解できたような気がする。

だが
体調を崩し、休養をとらねばならない彼にとっては、
今は仕方のない選択であろう。

彼の写真は美しい。

このコンパクト・デジカメで撮っているだけですよ。

そう言って、見せてくれたカメラ。
なるほど、誰でも持っているような
両手に収まってしまうような小さなボディ。(しかも格安!)

やっぱり結局は腕だな~~

っと思った。

「オールドアメリカンという言葉だけで酔える」

と彼のコメントで読んだことがあるが、

アメリカにも歴史はあって、
南北戦争前後を描いた

風と共に去りぬ

の時代から

偉大なるギャツビー

の作者のフィッツジェラルドの1920年代までなら、

なんとなく好きというか
惹かれるけれど

イタリアのルネサンス時代のように
活躍した人間がごちゃごちゃしていそうで

うーむ…雰囲気を楽しむだけにしておこう

と思うのだった。

そこから先の時代はと自問すれば
まずは
可憐なオードリー・ヘップバーンが浮かぶ。

麗しのサブリナ

モダン建築のために作られたような映画である。

ボギー演じるライナスの部屋から屋上テラスまで
ホントに素敵♪

オードリーがサブリナ・パンツをはいて
乗るエレベーター…
今とデザインの基本は変わらない。
シンプルで美しい。

オールドアメリカン

とはいつのことを言うんだろう。
よくわからない.

だが、o氏のポストカードの色あいは
私には

恋する女性を一途に追い続けたギャツビーが、

一攫千金を夢見てそれを成し遂げ、
これから恋する女を取り戻すのだと高揚している彼が、

広いテラスから海を眺めて
ゴブレットに注いだブランデーかなんかを揺らしながら
温めている情景が浮かんでくるのだった。

こんなシーンがどこかにあったわけではない。
なんとなく浮かんでくるんである。

もうじきデイジーは自分のもとに戻るのだ…

デイジーが真実愛しているのはこの俺なんだから。


愛する女を取り戻すことしか見えていないギャツビー。

ラストを思うと…切ない。


デイジーのような薄情な女を手に入れることを、
ギャツビーは生き甲斐といえるほどに
人生の大きな目標に置いていたが
……その純粋さが、この上ないほどに踏みつけられるようなラストは
今でもみずみずしい輝きを放つ。

さて。

o氏のポストカードの一枚は
額に入れて飾ると素敵なコーナーができる。

正直、

ここまで雰囲気のある写真だとは思わなかった。
みごとににアートである。

海と空とどこまでも伸びてゆくような西海岸の樹木


彼のポストカードにはスタイルがある。

一枚のポストカードで雰囲気は作れるものだとは思うけれど
彼の写真は
雰囲気のテーマまで決めてしまうような色あいである。

o氏にとって
アメリカは心の故郷なんだろうな…

しかし…

マジでかっこよすぎるぞ
この人……

レーサーでもある。

少し話を聞かせてもらっただけで

ここにも波乱にとんだ人生を生きる人が一人いる

…と思った。

欲しかったスヌーピーを見せていただく。
各国の服を着たスヌーピーが呆れるほどたくさん。
他にもいろいろあわせて格安でゲット♪

思い出は重いで~

ふとそんな言葉が浮かんだ。

o氏にとって
思い出とはなんなのだろう。

かつて彼自身が使っていた、

渋く光るGE社製のどっしりと重いアイロン。

哀愁漂う幌馬車型のテーブルランプ。


みんな、みんな、
売ってしまうの……?
未練はないの?

思い出を捨てきれない
モノに溢れた整理ベタな私はそう思う。

あえて聞かなかったけど、ね。

「引っ越す時は、僕はすごく楽ですよ」

なんにもないからね、と彼は続けた。


深刻な話を
相手が言ってるのに
深刻に受け止められない時がある。

ちゃんと聞いているし、
耳にも、脳にも入っている。

だが
語られている内容のシリアスさに比べて
語り口が淡々としすぎていやしないか、と
気づいてしまったら、
こちらは戸惑うしかないではないか。

個人の物語は… 他者の脳の中で再構成され新しい物語となることがある。


だが、他人が彼の物語を再構成する前に
彼は
すみやかに次の物語をつくりはじめていた。

o氏の物語の第二章はこれからである。


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【後記】

(こんなやつ、フツーおらんやろー)

そう思っていたワタシであったが、
やっぱり、そうそうおらんと思うよ
ウン☆(~o~)

17日12:記述
あとからジワジワきたんですが、

ありえないほどありえない人生が、ありえるんですね~^^;
と思いました。
いや~スゴイヒトでした!!

こっちは、お気楽ノーテンキなやつと思われたろうなぁ~バレチャッタネ!?


(加筆修正済)