野生児の孤独

初めからすべて間違っていた。


知人は言った。

後悔しかないよ。


知人は言った。

うーん
ワタシは悔いはない人生だなあ。

ていうか、振り返るヒマがなかったんだよね。
ココロのヒマだけど。

死ぬかもしれない不安の中で
最悪の気持ちでいた時期に
一番悔いになっている事がなんであるかを見い出してからは

ワタシは生まれ変わった。

大げさではなくてさ。


ネクラ・ネアカという言葉が流行った時期がある。
この言葉を思い出せる人は結構ナイスな年齢でしょう☆

「ナイスですね」

これは村西とおる監督の十八番(おはこ)の言葉であるが、

黒木香だっけ?
脇毛ボーボーのアダルトビデオ女優さん。

結構ワタシも天然系で
ナチュラルをこよなく愛していたゆえに

ていうか、K化粧品で肌をガビガビにされてからは
肌が非常に敏感になった。

いろんな意味で感じやすくなってるかも…

性欲は強いほうだった若い頃。

けれども、カタい家で育ったワタシは
情欲の炎が着くと、ロラン夫人のように
パンにバターのかわりに灰を塗って食べたりはしなかったが

窓を開けて深呼吸したり
いろいろ対処したものだった。

軽いスポーツのように
割りきったセックスは
環境としては解放感があって心地よかったが

自分が割りきることはできなかった。

時代がかわり、
若い知人がストーカーに悩まされており

聞くと、

浮気相手だったりして…

浮気を悪びれずできる
なんてのが当節流行りなんだろうかと
驚く前に、

ああ、昔もそうだったなと遠い記憶の中の
魅力的な知人を思い出すのだ。

「スカーフ暑くない?」
「だって…彼にすごいキスマークつけられたのよ。はずせないよ。恥ずかしい…」
「つきあってる人いたの?」
「先生よ…語学の。この間話したでしょ」
「えーっ!? 妻がいる人でしょう」
「関係ないよ」

…だったなあ。
こんな時代だったのだ。

いつもワタシは時代についてゆけず

聞き役専門。


最近、
自分が自分でなかった時間が多かったなあ
と思っている。

本来の自分を見て欲しい。

本当のワタシを愛して欲しい。

離婚した知人とそういうことを話していると、

「うーん、男ってめんどくさい」

と一言。

老人問題については、
70、80代でも恋をしている人は若いし、長生きだね
と言っていた。
「でも私は年とってからの恋なんて面倒だわ」
と、孫の靴下を編む。

共通の知人で、浮気っぽい70代がいるのだが、
裕福ゆえか、若い既婚者狙いのようである。

それについてはいつか(^^)

浮気

といっても、
若い知人は、生活費をもらっていた。
浮気相手のマンションで落ち合い、愛し合う…?

「ううん。セックスはたまにしかない。ごはん食べたり、話したり、TVみたり」


で、月にン十万ていったい…
エッチなしでお金もらって…?
はともかく。

ダーリンはなにをしてるんだっ☆


さて。


冒頭のネタに戻るが、
悔いだらけ、すべてが間違っていたと語る知人。

そしてワタシはといえば、
間違った人生を歩いているのではないかと
最近は、
数々のチャレンジングの中で思っている状態である。

悔いはないけどね。


なぜなら、ワタシがもっとも悔いを残したくないことは

自分の気持ちに正直に生きられないことであり

ワタシらしさを見失うような人生を長々送ることだからだ。

ずっと私らしくなかったよ。


どこかのブログに「つぼみ」がテーマの記事があった。

つぼみって、これからしかない。

成熟した人間を嫌うワタシは、
だからといって
未熟を好む訳じゃあない。

熟れて下品になる人を多く見てきて、
今も大人になりたくないと本気で思っているだけの話。

たとえおばさん、おばあさんでも、

品性が下品になってしまったら
人間じゃない。

可愛いおばあさんになろうとは思わない。

いつまでも「さあやるぞ!」というのもいやだ(笑)

結果は日々の思いの果てにある。

日々の努力

とか、

自分へのご褒美

だとか

とってつけたような
成功法則から割り出された
アングロサクソン的な発想がもてはやされていた頃、
結果主義、成果主義、効率主義であった。

時間はイコールお金で
コンプライアンスだのナレッジマネージメント、だの
シグマシックスだのなんだの…

拝金主義な時代でもあった。

嫌いだ。
だが、たとえイヤでも、仮面はつけねばならなかった。

ナチュラルに生きていた野生児の私は
面白がられていたが、
相手を受け入れてこその話だった。

また受け入れられてこその話。

悔いなどない。


ワタシはどの時代もワタシだったのだから。

そうねえ…


愛するものに囲まれながら
孤独を愛することのできる女でありたいもんですな。

愛するものがなかったら
孤独は
ワタシには意味がないかもしれないね。


(読みにくくてすみません。のちほど修正予定)