現世利益を求める宗教は根本的に間違っている

オウム真理教のような宗教は別にして、宗教に人々がなぜ走るのかといえば、欲望、野心を満たすためとしか思えない。

欲望といえないのは、我が子への少しでも障害を取り除きたい思いや、病い治癒への願いや、安全祈願など
人並みな幸せへの願いを神に託すというのは、限度を超せば別だが、煩悩ではない。

どんな美しい思いも、限度を過ぎれば煩悩である。

煩悩をもって神に祈っても、念の世界は神の摂理が働いているため、
霊的な個人的調整の兼ね合いでカルマが吹き出すのだが、人間にはこのあたり、霊的な話題を好みながら、無知な人が多い。

要は、神様は、特別な個人のために動くことはなく、動くとすれば、善きものやことのためにのみ動かれるという事。

個人の意思を、何より神は尊重されるが、この意思がいかに善きものに磨きあげられたものかを、重要視されるだろう。