(創作)(1)闇の世界との会話……『おまえ達は、自分が何の為に生きているかわからないから利用されるのだよ』

朝から、両耳、異常音がうるさかった。
両腕、頭もしびれて、脱力感を感じていた。

ついさきほど、微震とは違う家鳴りがした。
霊的な家鳴りは、乾いた音である。


『俺は終わりだ!
俺は終わりだ!(泣)すべてを無くす…』


『あなたは誰ですか?
サタンではないですね。
なぜここにいるのですか?』


『(泣きながら)よく知ってるな。おまえは…私は○…だ。
そのまま聞け。

私はおまえらからは、闇だと言われている。
俺はすべてを任された。
……(聞こえず)』


『ここで何をしているのです?』

……(少し間)


『おまえらは、すべてが役に立たない者ばかりだ。

何の為におまえらは、自分が生きているのか
まずわからないだろう?

たから、だから、だから……おまえらは、
何のために生きているかわからないから利用される。
それだけのことだ。』


『ならば、私達は、何のために生きているかわかれば、
あなた達に利用されなくなるという事ですね?』


『……真実はひとつだ。それは、私達がしてきた事は間違っていない。
教えてきた事はある意味すごい事だ。


続く