たまには、リアルな知人の話でも…絵の好きな知人が多い謎

来月会う知人の話である。
娘さんはとある国のCAだ。

普通なら綺麗なスッチー(死語か?)の娘を自慢しても
良さそうなものだが、彼女はそんな事は頭にない。

経営していた会社が破綻して、家を手放し離婚し、再婚。

若い時の知人で、再び親交を深め出して数年経過した。

彼女は亡くなった父親に解けないこだわりを抱いていた。

いつだったか、京都嵐山の紅葉に向かうバスの中や、
歩きながら、お弁当を食べながら
私達は、話したいことを話した。

交流の無かった期間の様子を知りたかった。
だが、私は彼女が話す気になるまで待った。

それほどに、彼女の憂いは複雑かつ深かったのだ。

話したいけれど、どこから話してよいのかわからない…
そんな表情を向けてくる彼女…

いまだ、整理しきれない混沌を抱えた知人に対して
私はほかの誰よりも優しく接した。

とくに外国が好きではない彼女、
娘のお陰で外国の美術館に行く機会が増えた。

やはり絵が大好きで、やっぱりそうか…
と不思議な気持ちになった。