思考の墓場!? チュミ「ラ・ヴィレット公園」(パリ)

・浜野邦裕著 「ロンドン・アヴァンギャルド
第一章「前衛は生きている」から

ロンドンが注目されていたのは1980年代だと著者は言う。
60年代から80年代の30年はロンドンは
世界の建築の中心地であったとも。

1983年、2つのコンペがあった。
衝撃的デビューを飾ったザハ・ハディドの香港ピーク。

もう一つ、ヴィレット公園のコンペでは、ベルナール・チュミ(1944生スイス)が採用。
「ラ・ヴィレット公園」でヤフー検索して読んでいたが、
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E5%85%AC%E5%9C%92&tid=top&ei=UTF-8&search_x=21&search_y=6&pstart=1&fr=top&b=1

あまり面白そうでない写真と、肯定的ではない意見に目がいってしまう。
批判的な「思考の墓場」とまで評する建築家もいた。
この本の著者も、チュミより、コールハースに AAスクールで感動を
覚えた経験があるだけに評価は高い…というか、実際、チュミのって
写真で見ていてもつまらないと、私も思う。

(でも磯崎氏にとっては、チュミがいいということだったのか…)

なんか、いろんな見方があって、どうまとめればいいのか、戸惑う今日この頃だった。

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AAスクールに興味があって買った本だったが、読み出すと、
ロンドンの建築家たちのAAスクールをめぐる人間関係が、
ほんの少し見えてきて、なるほど、建築家たちの社会は、
結果だけでは語れない、ということがわかり出す。

ぼちぼち、読んでいるけど、知らないことが多くて、勉強しながら
読み進めるしかないなあ…。