あの広い大空のように、と思っても……ソトにもウチにも、謎の支配者の魔の手が忍び寄る、今の世界

霊的な事に関しては、一般社会には通用しない。
逆に、世間一般の尺度は霊的世界には通用しない…、はずなのだが、

神様の尺度から見る場合、地位も名誉も関係ない。
頭の良さ悪さ、貧乏、金持ち、外見、何もかも、だ。
神の正しさは差別がない尺度だ。

しかし、人間は、霊的な尺度にさえ、ソトの状態を、何らかの“正しさ”の尺度に用いる。
ソトに、霊的な本当の“正しさ”の尺度なんてあるはずがないと私は思う。

ソトは、人間社会の認識の成り立ちから作り出されたものだ。
そんなソトに真実を求めても、この世が修行の場でしかないという認識に至るのではないか。

自分自身の愚かさを知るため、自分が無知だな、という心境に至るため
ソトが存在するのだと…

過去、この世の社会的な健全さや、真面目さ、自由までもが、
時代背景によっては意味や価値のあるなしの尺度に縛られてきた。

ソトの尺度は、それほどあやふやなものなのに、
その尺度の中が心地良い人々。

確かに世界は壊れたほうが良いのかもしれない。

手探りで“正しさ”を、世界中が探っているように思うが…
初めからやり直したほうが良いのかも。