音だけの世界の奥から歴史の声……TBSラジオ アーカイブ 1951年開局して、5年を振り返った『ラジオスケッチ』………懐かしさとは違う、謎の味わい

音だけの世界の奥から歴史の声……TBSラジオ アーカイブ 1951年開局して、5年を振り返った『ラジオスケッチ』………懐かしさとは違う、謎の味わい




午前2時台の終わり。
ラジオで言ってた。
インドの「ボリウッド」?………響きが嫌だ。ボラれそうで、痒そう。
でも、ハリウッドのインド版らしい。知ってたけど。

Yahoo!のブログ移行ツールが、5/9公開されるかと思っていたら、延期になったようで。
カネになるサービスじゃないから、人員が減らされているのだろうなあ。
本心としては、『各自、自分で勝手に移動してくださいね』というコトなのか。
以上は、ITを多少知ってるっぽいダーリンに、『なんでYahoo!のツール遅れてんだろ?』
と聞いて、答えてくれた事を参考にして思ったコト。

やっぱり、Yahoo!はね……とは思わないが。
使いやすいブログで、助かってたし。

昨日は22時頃寝て、午前3時少し前頃から起きていたので、TBSラジオで、
60年以上前のアーカイブ放送を聴いたが、当時の政治家や、世相への批判や
水難事故の被害者家族の様々な声を聴いて、なぜか懐かしく思えたのは、
最近、昔の日本映画を観ているせいなんだろうか。
もちろん、年齢的なものもあるだろう。

映画は、最近は、木暮実千代原節子久我美子………古すぎるって?
かもしれないが、新鮮なのだゾ。……しかし、退屈ではある。主役は大根揃いだからか。
いやいや、脇役の女優、俳優達が、物語を支えているのだと思うが、あまりに、単純な筋運びなもので。

逆に、2000年台の、米国のTVドラマ・シリーズ『ヒーローズ』を、平成の終わり頃、
(つまり、数ヶ月以内だね)に一気に観たけど、複雑すぎて、ワケがわからなくなった、
というケースもあるから、どっちもどっち、だけどね。
『ヒーローズ』って、なんでもありになってきて、祐真キキの「刀ガール」が出てきたあたりでは、
俳優が、セリフを、意味がわかってないまんま、喋ってるなあ、と思った場面が多かったけど。
テレポートや、タイムトラベルまではわかるのだが、ゲームの世界から、人間が飛び出してくる
ってのは……あまり面白くなかった。視覚的には楽しんだ。キキちゃん、可愛いから。
後になれば、いいトコも悪いトコも両方あっての、どれもこれも、当時のその国の人気作品であったのだ。

というワケで、日本の1950年代モノを、最近観ている私は、戦後数年モノは、原節子で始まっている。

昨日は22時頃寝て、午前3時少し前頃から起きていたので、TBSラジオで、
60年以上前のアーカイブ放送を聴いたが、当時の政治家や、世相への批判や
水難事故の被害者家族の様々な声を聴いて、なぜか懐かしく思えた。
あ、もう書いたっけ。

体験的に懐かしいはずがないのだが、インタビューの多くに、
日本の、混沌とした時代を感じた。
日本の自我が、心理的に曖昧になっている感じで、個人個人が、どこから、何に向かって、
現実の何を拠り所として、声を出しているんだろう、と思った。
そういう意味では、昨今も変わらない。
3.11以後を戦後と捉えれば。
人々の声は、曖昧な源から不安定に立ちのぼり、個別の価値観が、それぞれが、
煙のように溶け合っているようだ。
ともに、単純に、本来の自分から発していないに過ぎないのかもしれない。
構造体であるべき、政治をやる人々の精神が今ひとつだから。
人々は、主体的にもなりようがない。
(一見、そう見えて、時とともにメッキが禿げてゆく、空ろで、トリッキーな人は多いけど。)
根本にあるのは、ともに、今と60年前、政治不信なのだろう。
と、感想。雑感。


ここ数年、1910年台と、第二次世界大戦後5年後~10年後あたりが気になっている。
映画ばかりでなく、その時代が。
たまたま、今朝のは、ど真ん中の時代のインタビュー録音で、すごく興味が惹かれて、聴き入った。

アナウンサーの声もゆったりとしているし、女性のアナウンサーは、『…ですのよ』『…なんですの』
という調子で、喋っている。まだ美しい話し言葉が残っていた時代なのだな。

番組は下記にあるように、放送時期は1956年、5月7日~5月12日、一本15分放送で、
『ラジオスケッチ』という番組を放送。
テーマは『ラジオスケッチ5年の歩み』で、開局した1951年当時の「現在」から、
5年間を振り返るというもの。

その振り返った5年間は、ちょうど、戦後6~11年後の、日本人の身に起きた事故や事件などを
音で、振り返っている事になる。
まだまだ、その当時は、「戦後」の雰囲気は残っていて、多くの事故が起き、政治不信で、
世相が不安定だったんだなと思えた。

それでも、開局したての5年前よりは、振り返っている男女アナウンサーは、1950年の半ばを、
混沌としているとまでは言えない時代だと伝えているように見える。
男女2人のアナウンサーの話し方が、安定しているので。
丁寧に振り返る事が出来る時期のうちが、花だなあ。


今日の番組内容は、ここに載っていた。

>5月19日「ラジオスケッチ5年の歩み」
>※1956年5月7日~5月12日放送
TBSラジオ
https://www.tbsradio.jp/371283
◇放送日時
5月19日(日)3時00分~3時59分

TBSの前身、「ラジオ東京」が開局したのが昭和26年、1951年。

その開局と共に始まったラジオ番組が「ラジオスケッチ」です。

人物や風景を音によって描き出すという「ラジオスケッチ」。

番組ではさまざまな音が描き出されています。

今回「ラジオアーカイブ」でご紹介するのは、

1956年5月7日から5月12日に放送された、「ラジオスケッチ5年の歩み」です。

◇出演
長岡杏子(TBSアナウンサー)ほか