夏目漱石の禅のココロ 「禅のわかる本」より、ある意味ダイジェスト(^^)
その体験をもとに「門」を書いたという。
(どんな話だったっけ(?_?)
(どんな話だったっけ(?_?)
「門」を書いたのは、参禅修行後15年も経ってからである。
《結局10日間必死に解決に努めるが、どうしてもぶち破ることができずに
下山してしまう。そして先輩僧に、「決して損になる気遣いはございません。
10分坐れば10分の功があり、20分坐れば20分の徳があるのは無論です」
となぐさめられる》 (p.218)
下山してしまう。そして先輩僧に、「決して損になる気遣いはございません。
10分坐れば10分の功があり、20分坐れば20分の徳があるのは無論です」
となぐさめられる》 (p.218)
15年後に書かれた夏目漱石作「門」の主人公宗助の言葉。
……彼は胸をおさえつける一種の圧迫のもとに、いかにせば、今の自分を救うことが
できるかという実際の方法のみを考えて、その圧迫の原因になった自分の罪や過失は
まったくこの結果から切り放してしまった。
その時の彼はひとのことを考える余裕を失って、ことごとく自己本位になっていた。
その時の彼はひとのことを考える余裕を失って、ことごとく自己本位になっていた。
(続く)