「恋の手ほどき」(3)ナボコフの香り香が漂う時代背景1950年代後半
ドレスを着て、パーティで踊り、豪華な宝石を贈られ、葉巻きを選び、
背伸びして、上流社会の噂話をするジジ。
背伸びして、上流社会の噂話をするジジ。
ジジはガストンの愛人として、精一杯ふるまう。
だが。
ガストンは、皮肉にも、ジジが気取った上流社会のやり方をまねるのを
不快に思うのだった…。
不快に思うのだった…。
ナボコフの「ロリータ」が衝撃的に発表されたのが1956年。
最近も、
それが繰り返されているんじゃないかと思うのは
私だけか。
それが繰り返されているんじゃないかと思うのは
私だけか。
誰の心にもかたよった欲望があるし、
純粋な美を賞賛する心もあるわけだが。
なぜか、
それをこの映画で思い起こす。
純粋な美を賞賛する心もあるわけだが。
なぜか、
それをこの映画で思い起こす。
可愛い少女賞賛物語なのだけど、裏側が透けて見えてしまう。
男の身勝手な処女信仰や、身勝手な女性への考え方が。
いつもは、そこまで考えていないけれど…。
(^^;ゞ
それでも、本作はみずみずしい名作である。
DVDでときどき観ているし、飽きない。