個人的なネタですが。知人の子が医師の試験に合格したのです。

「子供が医師になれそうなのよ!」
一昨日、その知人は言った。
「そうなんですか。よかったですね!」
月並みな言葉しか出てこない。
でも…実はいろんな感情が渦巻いているのだ。ワタシの中で…。

幼い時から聞かされた母の知人の息子の医者の話や、通っていた病院の医者の苦労話。
かかりつけだった美人の女医さんの話。
母を可愛がってくれた僧侶でもあった歯医者のこと。
母の時代には、医師と患者は日頃から親しい関わりがあった。

だけど、私は医者が嫌いだった。病院もいやだ。
薬などかえって病気になると信じている。(苦笑)
歯医者などもっと嫌いだ。痛いから。


さて、その知人には、ずっとそのこと(医者嫌い)を話してきた。
私はある病院を好きになるために、わざわざ病院内のレストランに
用もないのに出かけて、コーヒーを飲んできたことを話した。
このことで、その病院に多少慣れたことも。
人は笑うだろうが、私としては真剣だった。
(家族の入院とか診察の場合は、病院も医者もまったく平気だけど……)
あ、私の病気とか入院とかということではないです。「その程度でか!」という内容。(_ _;

そして、病院は恐い所だという先入観のようなものが、
少し変わってきたあたりで、その知人の子供が医者を
目指していることを知った。
あのいたずら坊主、あ、いいえ、利発そうなお坊ちゃまがねえ(^^;

医師になるということは、やはり世間の目がちがうはず。
とりあえず聞こえは「エリート」のイメージだから。
子供を医者にするまですごくお金がかかるはずだから、
たいていは親はあるていど裕福だと思われているし。
裕福じゃなかったら、医者になどなれない。

さて、もともと医師の子供が医師になるからといって、誰も不思議
には思わないもんだよね。
でもとりあえず医師でなくても、親の社会的地位が高い子供の場合、
頭脳も優秀だということで「あの親の子なら当然だ」と思うんだろうなあ。
それでも、親は子供の国家資格合格を嬉しいと思うんだなあ。
すっごく喜んでた。
親はこれからが大変なのに。

私はつい、医者というと、医療ミスとか、看護婦との不埒な関係
とかを思い浮かべてしまうんである。
週刊誌程度の情報が、私の医者への感想だ。(失礼すぎますよね。すみません…)
だけど、実はそのくらい医者が嫌いなのだ。

でも、赤ちゃんだった記憶しかない子が、今や医師になろうとして
いる事実を、私は複雑な思いで受けとめる…。
当時はおねえちゃんと呼んでくれて、一緒に遊んだ幼児が、医者になる……うーん、
受け入れ難いような、嬉しいような。

少し医者嫌いが治るかもしれない。

おめでとう。
これからだね。○○くん。
大変だけど、いいお医者さんになってください。
優秀なのはわかっているけど、体調にくれぐれも気をつけてね。

個人ネタですが、最近医療関係従事者さん(内容は様々)のブログに
行ってる時にこの知らせを聞いたので、これも何かの偶然かなと。
お祝いの気持ちを吐露させてもらいました。

(ブログというのは、ほとんど個人ネタ中心ですけどね…)