CBSドキュメントより(前編) マウンテンゴリラ射殺事件(コンゴ)のとんでもない、どんでん返し

世界は広いんである。
深夜の海外ドキュメンタリーを見るのは、最高の気分転換だ~\(^o^)/

昨日というか、今朝?番組を見ていた。
CBSドキュメント](TBS系列。木曜午前1:55から)
たぶん、世の中は夢の中だと思うんだけどね(^^;ゞ

ピーター・バラカン氏と吉川美代子アナウンサーが、解説しながら、
数本の海外ドキュメンタリーを放送し、解説しながら進行する番組。

さてさて、コンゴについては、エボラウイルスエイズ蔓延、内戦の
情報くらいで、ほとんど知らない。
知らなきゃいけないなあ、とは思っていた。
女性には、あまりにもつらすぎる事件が多い地域だから、
できれば見たくない。

しかし、その深刻さをを通り越して、呆れた事件が起きていたのだ。
以下は今朝のCBSドキュメントで見た内容だ。
まず、はじめに感動するドキュメンタリー映像の内容から。
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コンゴのビルンガ国立公園(世界遺産)で、4頭のマウンテン・ゴリラが殺された。
射殺されたのはサファリという名前のメスたちのファミリー4頭。
世界で有名なゴリラたち。(殺害の時期は聞きそびれた)
これまでも何頭も殺されている。

殺したのは「炭(すみ)マフィア」であるらしい。
炭は住民の生活の糧である。
森林を伐採し、薪(たきぎ)にして燃やす。
太古の森林の木々は良質の炭となり、大きな利益を生む。
炭マフィアは炭を買い付ける。
樹の伐採にゴリラは邪魔だった。だから殺すのだという。

ナレーションか、吹き替えか忘れたが、こう言っていた。
「炭マフィアは、コンゴ政府に見せしめのため、パーク・レンジャー
たちが時間をかけて接触し、守り続けて、愛してきたゴリラたちを殺
したのです」
殺されたゴリラのようになりたくなければ、黙っていろという脅しだ
というのだ。

動物保護団体「ワイルドライフ・ダイレクト」は、レンジャー達と
協力しあって、ゴリラをずっと守ってきた。

ビルンガ国立公園内には200頭のゴリラが生息しているが、
パーク・レンジャー達には、命を狙われる恐れがあるので、
ゴリラたちの生活圏にはおいそれと近付けない。
周囲を、6つ以上の反政府団体が囲んでいるのだ。今までも100人
以上の人々が犠牲になっている。
彼らレンジャーたちは、反政府主義者たちからの夜間の襲撃にも、
おびえなければならない。

レンジャー?らしき人が語る。
「ここほど世界で危険な公園はないでしょう(苦笑)」

命がけの動物保護活動だ。
住民の貧しさと、ゴリラの命とどちらを選ぶべきか?
「住人を豊かにするには、数千万ドルが必要です。だから(このよう
なことが起きないためにも)多くの寄付を必要としているのですが・・・」


一方ルワンダ国。
ここのゴリラたちは、コンゴとちがい、比較的安全に暮らしている。
アガシャという200キロ近いボス・ゴリラを中心とする群れ。
彼らは竹が主食、時に白アリを食べる。

ゴリラたちが病気にならないように、レンジャーたちが、彼らを守る
のだが、中にはゴリラ語さえ理解できる人もいた。
ゴリラたちを危険から守る価値は、十分すぎるほどあるのだと、彼らは言う。
ここのゴリラはこの国にとっては、外貨を稼ぐドル箱スターであるからだ。
去年2007年には、600万ドルもの外貨をを稼ぎ出した。
(ツアーは1人500ドル)
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【参考に関連リンク貼っておきますね^^】
●コンゴ民主共和国で武装組織が政府軍と衝突、ゴリラに深刻な危機迫る
 2007年09月11日 12:20 発信地:ナイロビ/ケニア

> ルワンダウガンダコンゴ民主共和国の山岳地帯に住む野生のゴリラは約700頭しか残っておらず、
>ビルンガ国立公園の職員は、「ゴリラが今後どうなるのか、不安だ」と漏らす。

●マウンテンゴリラに新たな危機、コンゴ民主共和国
 2007年10月08日 04:55 発信地:ナイロビ/ケニア

> 1月以降、ビルンガ国立公園では10頭のマウンテンゴリラが殺され、2頭が行方不明になっている。
>このうち数件はンクンダ将軍の部下が関与しているとみられ、動物保護活動家の激しい怒りを呼んでいる。
> 野生のマウンテンゴリラは世界で約700頭しか残っておらず、
>生息地はルワンダウガンダコンゴ(旧ザイール)の山岳地帯に限られている。

感動映像は終わった。
炭マフィアや反政府主義者ってゴリラにひどいことするよね~!!
お金を得るためなら、どれだけ人を殺してもかまわないと思ってる
残忍なやつらなんだ。
NGOワイルドライフパーク・レンジャー、ほんとうにゴリラたちの
ことを大切に思って、頑張ってるね~すご~~い!
ぱちぱち。

・・・とはならないんである。(^^;


(後編に続く)