過疎地で大成功! 24時間営業の巨大スーパー「AZ」年間600万人集客、年商900億円 鹿児島県阿久根市
阿久根市は、昭和30年代から人口が6割落ち込む、活気のない街である。
老齢人口も増加、イワシ、アジの漁業で栄えた町も、今や廃業した店
が目立つ駅前。
町の中心部から5キロ離れた場所に、11年前できた「あくねA-Z」は
東京ドーム3個分の広さで、35万点の、家具、酒、家電をはじめと
する豊富な品揃え。
一周歩くだけで、10分かかる。
老齢人口も増加、イワシ、アジの漁業で栄えた町も、今や廃業した店
が目立つ駅前。
町の中心部から5キロ離れた場所に、11年前できた「あくねA-Z」は
東京ドーム3個分の広さで、35万点の、家具、酒、家電をはじめと
する豊富な品揃え。
一周歩くだけで、10分かかる。
「へえ~」
たまたま見ていて、実家の周辺の商店街の活気のなさと、数キロ離れた
巨大ショッピングモールのことを思い出して、見入ってしまった。
だけど、実家のあたりは、阿久根市のような過疎の集落が周辺にある
わけではなく、都市に近いし、コンビニが増えたせいで、巨大ショッ
ピング・モールも集客に苦労していると、最近、友人から聞いた。
たまたま見ていて、実家の周辺の商店街の活気のなさと、数キロ離れた
巨大ショッピングモールのことを思い出して、見入ってしまった。
だけど、実家のあたりは、阿久根市のような過疎の集落が周辺にある
わけではなく、都市に近いし、コンビニが増えたせいで、巨大ショッ
ピング・モールも集客に苦労していると、最近、友人から聞いた。
「あくねA-Z」の経営者は、「コンビニが少ないので、若者、仕事帰り
の客層を呼び込むのがねらいだった」はずが、蓋をあけて
みると、深夜やってくるのは家族連れが多かった。
の客層を呼び込むのがねらいだった」はずが、蓋をあけて
みると、深夜やってくるのは家族連れが多かった。
店の従業員の女性がいう。
「10時過ぎに小さい子供が走っているのを見て、最初は驚きました」
「10時過ぎに小さい子供が走っているのを見て、最初は驚きました」
深夜集まってくる家族連れ
共働きの若い子連れ夫婦。「(主人の)稼ぎが悪いから、共働きで、
子供と過ごす時間が無いんです」深夜、買い物をして子供と過す。
子供と過ごす時間が無いんです」深夜、買い物をして子供と過す。
3人の子連れ若夫婦。残業が多く、「ここで過ごすのが家族団らんです」
子供とス-パーで2時間、買い物をしながら遊ばせて過ごす。
「夜遅いのはどうかと思うけど、それより、家族のために頑張れると
思うから」夜、早く寝かせることより、家族の触れ合いを重視する
お父さん。
子供とス-パーで2時間、買い物をしながら遊ばせて過ごす。
「夜遅いのはどうかと思うけど、それより、家族のために頑張れると
思うから」夜、早く寝かせることより、家族の触れ合いを重視する
お父さん。
別々に暮らす老四人姉妹。71歳、80歳、82歳、85歳。
「みんなで夕飯材料を買いに来ます」
「みんなで夕飯材料を買いに来ます」
サヨさん87歳。一人暮らし。スーパーから10キロ離れた所に住んでいる。
スーパーに出かける日は、お洒落して、送迎バスを待っている。
「子供と同じです。遠足に行くのが楽しみな気持ちと同じです」
板付け(かまぼこ)、大根の漬け物、さつま揚げを買った。この日は
ご主人の命日。体が弱っているので、手間のいらない造花も買って、仏壇に供えた。
週に一回のスーパーに買い物に出かける日は、サヨさんの気持ちがはずむ。
運転手さんも、腰の悪いサヨさんの荷物を運んであげてたりして、なんてあったかいんだろお~(*^o^*)
スーパーに出かける日は、お洒落して、送迎バスを待っている。
「子供と同じです。遠足に行くのが楽しみな気持ちと同じです」
板付け(かまぼこ)、大根の漬け物、さつま揚げを買った。この日は
ご主人の命日。体が弱っているので、手間のいらない造花も買って、仏壇に供えた。
週に一回のスーパーに買い物に出かける日は、サヨさんの気持ちがはずむ。
運転手さんも、腰の悪いサヨさんの荷物を運んであげてたりして、なんてあったかいんだろお~(*^o^*)
平日1万5千人がやってくる。
阿久根市でこんなに人の集まる場所は、ほかにない。
入り口で昼間からお酒を飲んでる50代男性がいた。失業中。
お年寄りは買う目的ではなく、品物の下調べに、寂しいから人のいる
ところに来るという人もいる。
お年寄りは買う目的ではなく、品物の下調べに、寂しいから人のいる
ところに来るという人もいる。
家電品のテレビ画面をじっと見ている1人暮らしの老齢男性は、
自転車で1時間半かけてやってくる。「毎日来るよ」半日をここで
過すという。
自転車で1時間半かけてやってくる。「毎日来るよ」半日をここで
過すという。
店内で70代の男性二人は、50年ぶりにこのスーパーで再会した。
「20歳の頃以来だ」
「20歳の頃以来だ」
高校卒業して、仕事のない町を出て、ゴルフ場に就職する佳奈子さん
は、旅立つ日、お父さんに送ってもらう途中、生活用品を買うため
スーパーに立ち寄った。
は、旅立つ日、お父さんに送ってもらう途中、生活用品を買うため
スーパーに立ち寄った。
隣町の食品加工場で働く、中国からやってきた若い女性3人。
今年の12月研修生としての雇用期間が終わり、帰国予定。
吉林省からきた。時給15万円。8割を仕送りしている。
「月に2回の休日に買い物にやってくるのが楽しみ」
今年の12月研修生としての雇用期間が終わり、帰国予定。
吉林省からきた。時給15万円。8割を仕送りしている。
「月に2回の休日に買い物にやってくるのが楽しみ」
仏壇も、軽自動車も売っている。
竹細工のカゴや、大きな鍋やカマか売っていて、ほんと
地元のニーズを読み取りつつ、品数増やすと言ってたけど、
なんでもあってスゴイわ☆
環境が変わると人間のライフスタイルも変わる。
87歳のサヨさんの嬉しそうな表情におもわず、こちらも嬉しくなった。
地元のニーズを読み取りつつ、品数増やすと言ってたけど、
なんでもあってスゴイわ☆
老人を元気にするスーパーだ。そこが一番いいところだ。なにしろ3分の1が65歳以上の老人の町なんである。
欲しいものがとにかく揃うし、何より足のない人にも便利。環境が変わると人間のライフスタイルも変わる。
87歳のサヨさんの嬉しそうな表情におもわず、こちらも嬉しくなった。