ラブホに三人で・・・(1)

若い頃は、美人の知り合いが多かったのだけど、

美人は男性のことで、やはり問題が多く起きやすいんだろう。

クタクタになった思い出ばかりだ。


ある友人にまつわる話。
ラブホにワタシも含め、三人で入ったことがあった。

友人がつきあっている男ともめていた時、
真夜中で、帰ろうとタクシー乗り場まで行こうとしていたワタシを、

友達に「帰らないで!」と腕を引っ張られたのである。

「なんで? 彼が来たんだから、彼と帰ればいいじゃん」

実は、

友達と飲んでいる時、その男が突然割り込んできて、

彼女は、一緒に飲んでいたワタシより、その男の方に寄り添いべたべたしはじめて、

不快だった。


だが、

そのうち、いつものようにもめ出して、
友人は「帰る!」
男は「ちょっと待てよ・・・」

言い争いが始まった。



男がなぜ女性同士の飲んでいる場にやってくるか。
理解を超えるけど、彼女が自分以外の人間と会っているのが、
不安になるらしい。

男と会うんじゃないかと、気になるらしい。

わざわざやって来ることじたい、理解できないが。

こういうことは、その友人と会う時は珍しくないことだった。

愛されてるんだね・・・

と言えなくもないが、非常識を越えていて、

とにかく不快だった。


その男は、
次の日、別の女性に会いに行く。

友達もそれがわかっていた。


その男は、不実で、友人を何度も裏切っていた。

彼女は、何度も、言い寄ってくる男性に乗り換えようと試みたらしい。新しい出会いで、不実な男を断ち切りたいと願っていた。

だが。

浮気ばかりの不実男に、
新しい出会いを邪魔されていた。
詳しくは触れないが、いろんなやり方で邪魔をした。

その男は、浮気しながらも、友人を手放したくないのだった。

んで。


そういうゴタゴタしたことの多い時期に、
ラブホ三人入室事件?は起きた。

三人とも酔っていた。

ワタシは疲れていて、眠かった。

ワタシをむりやり連れ込んだのは、友達である。
男ではない。

男は、彼女をなだめるために、二人で話し合いたいと、
ラブホに彼女と入ろうとしたのだった。

だが、彼女は拒絶。
男は無理やり、彼女をラブホの方向に腕を引っ張った。

ワタシはそれを見て、「じゃあね」と、大通りの方に踵を返した。

突然、

彼女は、ワタシの腕を引っ張った。
で、冒頭の会話となる。


気が付くと、三人で部屋にいた。

友達は泣いていた。


そして・・・



今日は疲れて、肩がこりこりこりん星です。

続きはまた次回っす・・・。
(^^)