ラブホに三人で・・・(2)

つづき。

酔っぱらっていて、よく覚えていないんだけども、
友人は、入り口のドアの前に体育座りをして、うなだれて、泣いていた。

三人とも、バラバラな位置で、ワタシはすぐトイレに入ったように思う。
鏡に映った顔は、真っ白で、目が真っ赤でちょっと驚いた。

飲んでも赤くならないタイプだったが、それほど白い自分を見たことがない。

知らないうちに、カナリ緊張していたんだと思う。


ほとんど覚えていない中で、記憶しているのは、


友人をテーブルまで誘い、飲み物を三人で飲んだこと。
水だったか、お茶だったか記憶にない。

そのあと、猛烈な眠気と疲労感が襲ってきて、
「ごめん、眠い・・・」
と一人でベッドに入った。

二人がいったいどういう状況かもわからず、何を話し合っていたのか、

ぼそぼそした声は聞こえていたが、
本当に疲れきっていたので、

テーブルで向かい合って話し合っている二人を残して、

ワタシはスゥッと眠りに入った。

チラ見した時計は、深夜一時を過ぎていた。

フッと目が覚めた。

ぼうっとして、

一瞬自分がどこにいるのか、どれだけ時間が経ったのか、読めない状態だった。


隣に人がいる気配がした・・・しかも、ぼそぼそ話している声がする。

ワタシは次第に、まどろみ状態から、その日、起きた出来事を思い出していった。

ベッドは三人横になっても充分な大きさ。

要するに、二人とも長時間話し合って、
疲れて横になっているのだろう。

・・・そう勝手に状況を脳内把握して、首をひねり時計を見ると、
ワタシが眠ってから15分しか経過してなかった。

ええ~~っ!?


もう何時間も経った気がしたのに、まだ15分しか経ってないって?
熟睡してたような実感があるのに。


ああ・・・書いてるうちに思い出してきた。

不快な記憶。


それは・・・


今日はここまでにしよう・・・