「電気はなくても、村人みんな携帯を持ってるわ」 タンザニアから来たお嫁さん

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日曜のお昼に「新婚さん いらっしゃい」というTV番組を見ていたら、

二組目が、もと青年海外協力隊員と、
滞在中に知り合ったタンザニアの若い奥様。

奥様のモニカさんは、日本に来て二年。
二人には双子の子どもがいる。

電気も通っていない山あいの村から、親戚の家に12時間かけて向かう途中、

バスの中でうしろに座っていたのが、
今のダンナ様。

モニカさんは、ヒトリゴトをいう癖があるらしく、
その日もヒトリゴトをつぶやいていたら、
後ろからタンザニアの言葉で、

「そうなんですか」

と相槌をうつ日本人が!

モニカさんは驚いた!

外国人なのに、どうして言葉がわかるの?


ご主人は、ある程度、現地の言葉が理解できるようになっていたという。

ご主人は、モニカさんと携帯番号を交換する。

電気も通っていない村なのに、なんと! 携帯は村のみんなが、持っているという。

ちょっと、目からウロコでした。

ご主人は、モニカさんを自分の家に遊びに誘う。

そして、そのまま、400キロ離れた彼女の暮らす村に、
一日がかりで訪れ、モニカさんの両親に
「モニカさんをお嫁にください!」
と頼みにゆく。

ご両親は快諾。
そしてモニカさんは日本にやってきた。

ふと、ここまで書いて、ふつうはこういう国際結婚て、多少にかかわらず障害があるものじゃないかと思ったけど、
トントン拍子すぎないだろうか・・・。

で、次に、ああそうかと合点がいったのは、

言葉のことだ。


モニカさんのご両親が、
よく遠い国に娘を嫁がせる決断ができたなあと思ったのだ。
ふつうなら、心配じゃないだろうかと思うのだ。

だが、

ご主人は、モニカさんやその家族と、言葉を通して意思を伝え合うことができる。
この言葉の問題がクリアできているということの意味は大きい。

言葉・・・


人は、言葉の壁を越えれば、人生を変えることができるのだ。

最後に。

書こうとしたのは、モニカさんの村のこと。

電気が通ってないのに、携帯をみんな持ってるんだって。
でも、山などが障壁になって、電波がキャッチできないので
電話をするときは、山の上の方に登って話すんですと!

のんびりした話だなあ~(´-`)

(あ、書き忘れた。充電はジェネレーターで行うそうです)

少し前に見たドキュメンタリーで、
インドの、手洗いの時、石鹸をつかう習慣のない過疎の村に、
石鹸を売り込もうと、村人をそれも女性をセールスウーマンに雇い、教育、
いかに石鹸を使わないと不潔かと
彼女らに村人に広めてもらおうとしていた企業があった。

市場を広く求めるがゆえに、貧しい人々がターゲットになったのだ。
彼らの意識を変えて、衛生観念を持たせて、
モノを買わせようと必死な企業。

とりあえず、いいことだとは思うんだけど。

また、別なドキュメンタリーで、
ベトナムでだったか、どこの国だったか、辺境地の村に、
無償でコンピュータを寄付した会社があった。

企業は、インターネットの便利さを啓蒙し、
商売につなげてゆこうと寄付したのだった。

村人ははじめてインターネットを体験し、
自分たちの米の価格が、他よりも安いことを知った。

「もっと俺たちは引き上げてもいいんじゃないか?」

こうして、これまで、米を買いたたかれても、泣き寝入りだった人々は
インターネットの情報を生かして、自分たちで、ほどよい米の単価を付けることができるようになるだろうと喜んでいた。

時代が、次の時代にシフトしはじめていることは、とっくに知ってるけど。


目まぐるしいほどに。
もっと世界のことが知りたく思う。
その地の人の声を通して。