「ハンコック」 主演ウイル・スミス

ウイル・スミスの表情が好きだ。

「アイ、ロボット」

くらいしか知らないけど。
テレビではよく見る俳優で、親近感の湧く俳優だと思うが、
本当にいい役者だと思う。
彼はいい表情がひとつの映画にワンシーンあれば、ワタシなどは満足する。

「ハンコック」

でも、元妻に文字通りぶっとばされるシーンのあとの表情は必見☆

ある意味、

ハチャメチャな盛り込み方したアクション物に見えるけど、
ワキの人々の動きが少なくて、
「運命の男女」の説明の映画という印象。

空を自由に飛べ、銃弾に当たっても死なないスーパーヒーローが、
記憶喪失ゆえに、寂しさと孤独を抱えた問題児であるという設定。

他人にどう見られようとどうだっていいと、
不死身のハンコックは、人を助ける善行を積みながらも、
あまりにそのやり方の荒っぽさに、
大衆から

「クズ」

扱いされる。

命を助けたPR会社のレイ

に、
「君はもっとみんなから正しい評価を受けるべきだ」

「まずは刑務所に入れ。二週間もすれば、
みんなが、君が必要になってくるはずだ」

レイはハンコックを人々に好意的に見てもらいたくて、
彼をプロデュースしようとあれこれ手を尽くす。

言葉遣いや態度や礼儀をハンコックに教える。
「警察にはグッド・ジョブと言うんだ」
「人に会うときは、ドアから入れ」

そしてハンコックは次第に変化してゆく。


空から降りてくるとき、乱暴で道路や車を壊すハンコックが、
静かに降りてきて、
「グッジョブ」を連発するところまで(過剰にしすぎかも(苦笑)

ウイル・スミスの表情は物語中の成長してゆく人物を、
その過程を、彼なりに解釈して演じている。

彼はいつも彼らしいニュアンスを観る人に与えていると思う。

ウィル・スミス自身も、この映画で成長しているのかもしれない。


ていうか、
ぶっちゃけ、
「アイ、ロボット」での人物キャラ設定と似てたよ・・・

元妻・・・

かな(微妙なところだ・・・)その人とのやりとりにしても、
ワンパターン的な心情設定で、でもその
気の強い、機転のきく美貌の女性が彼には似合う。

彼は、かつてのシュワちゃんと同じような位置にいるのかな・・・

いつかウイル・スミスも、政治界にデビューするかもね。
・・・それはないか。

ウィル・スミスは筋肉だけではない

地に足つけたような役者って気がするからなあ・・・

とりあえず、

観てきたばかりの今、
まとまらない。

おもしろかった。

役者の魅力で魅せる映画だった。

しかし、個性はともかく、べっぴんさんが出ていて、
これ誰よ?とずーっと考えていたら、
シャーリーズ・セロンだったのかとクレジットでわかったが、

ハリウッド一の美人さんのシャーリーズは、
確かアフリカ育ち。
この人、ハイウエイで引っかけた男を次々殺していた実在の人物を体重増やして体当たりで演じた

「モンスター」

の写真が
ワタシのこの女優さんの記憶で、
確かアカデミー賞とってたよね?

このイメージの後、痩せてまた美しく戻っていたけど、
なんか「モンスター」の印象が強くて。

同性愛のの愛人役で、カワイイ、クリスティーナ・リッチが出ていて、
すごいな、みんな自分の幅を広げたいんだなあ~と思ったな・・・。


そういえば、

ダークナイト

は観ていないけど、クリストファー・ノーラン監督は

メメント

で不思議な世界をつくった。

インソムニア

で印象に残るシーンがあるが、いつか機会があったときにでも・・・。(笑)

ノーラン監督はわりといい男なので好きだ。
バットマンシリーズを監督してたんだね。

なんか、意外。

サム・ライミの「スパイダーマン」も当時は驚いたけど。

「ハンコック」バーグ監督。

ウィル・スミスの出演作は、彼の魅力で観てしまう。
監督は二の次。

この映画は、続編作るんだろうなあ。
評価はしにくい映画だったけど、
おもしろかったのは確か。

スパイダーマンと似通っているようで、似ていないのは、

“運命”

というものに縛られているせいか。
運命の二人が引き合い、結ばれる直前に邪魔が入る宿命の二人。
愛ゆえにハンコックは彼女と・・・あとはナイショ♪

だけど、

障害に阻まれた「運命」というが、
この映画でみるならば、
ハンコックの自業自得と言えないこともないことが多い。

乱暴で粗暴な行為は、
残虐な犯罪者には向けなきゃ、人々を助けられないが、

無関係な人々にまで、野蛮で粗野な行為をしてしまう
寂しくて、苦悩するハンコックの気持ちなど、
他人にはわからないことが、
彼には思い至ることができない。

そこがハンコックの自業自得なところだ。

スーパーヒーローゆえ、より孤独は深まり、敵も多い。


だが、
ハンコックは初めて彼に
「君はこのままではいけない」
と思ってくれる人間に出会って、
説得されてゆく。

ある意味、


“モンスター”である世間から浮いた人間が、
他者との距離の取り方を学ぶ経過を描いた
教養映画とも言えるのかもね?(笑)

そうだなあ・・・

ひとりの人間の成長・・・
恋愛で結構人間は成長するんだけど、
スポーツでも、勉強でも成長するし。

だけど、
ハンコックの場合、もう「力」は得てしまっていて、
他人を助けて評価もされるが、誤解もされている。
本来、彼には人間性も魅力もあるのに・・・

孤独なハンコックにはじめてできた友人が、
ノーマルな広告関係者であったというのがおもしろい。

大人の挫折とか精神の危機をいかにして超えて行くか・・・
なんだろうな。
スーパーヒーローであろうと、人間である上で生まれる苦悩からは開放されない。

やはり友達の支えが必要なのだ。


あ、そうそう。

プレゼンのシーンから始まるレイの売り込むロゴマーク
覚えていましょう。
最後に・・・ナイショ♪

カメラワークは、うーん・・・
というか、若いカメラマンなのかしら、
手持ちカメラで映さないほうがいいシーンが多いとワタシは思う。

ネタ、俳優はいいが、調理法がよくないと思う。

このネタだったら、もっと俳優たちの光るシーンを引き出せたはずである。

へたっぴぃなカメラワーク・・・


文句なくオモシロイものを創る上で、
バランス感覚って大事だな。
と思った・・・。


今日も疲れた・・・・。
最近疲れてます。
いろんなブログをゆっくり覗きたい・・・・。
時間があっても、気持ちにゆとりがないとネットも空しく感じる時がある。

ネット向きじゃないか、年なのか・・・orz

疲れたよー

おやすみなさい。
(^^)/