新しい男、前の男 揺れる女心?

最近親しくなった魅力的なニコール(仮名)に誘われて、
二軒・・・・三軒ジャパニーズ・バーのハシゴをしてきた。
美味しかったわ~ヒック♪

おかげで体調は最悪(苦笑)
だけど、今度いつ飲めるかわからないんで。
まぁ、・・・・よかった。

ニコールの住居周辺の居酒屋さんから始まり、
某沿線をタクシーで移動・・・
「電車で三つ目くらいの所へ行くのに、タクシー代がもったいないじゃない!」
「いいのよ。春ですもの。豪華にいきましょう!」
豪華というほどの金額でもないんですけどね(笑)

どうしたことか、いつもはドのつくケチ(笑)
いや、堅実な金銭感覚を持つ知人のこの気前の良さ。
(オゴってもくれたので♪)
こりゃー、何かありそうだなと、機嫌のいいニコールに突っ込んで
探りをいれてみると、おお!やっぱり・・・・!
彼女、某病院の医師と目下恋愛進行中、
ということが判明。

恋の進行というか、深まりがニコールの気を大きくさせているらしい。

確か前の恋人は、芸能関係の派手なイケメンの男性スタンレー(仮名)と聞いていたが。

恋愛については、
いつでも準備ができてるよ!
体調ばっちり、恋だって? いつでも来いよ!
心身のバランスも良好です!
というような状態の人ばかりではないだろう。(^^;)

だが、恋多き人には、どんな状態の時であっても、
いともたやすく出会いが訪れるものなのか。
もちろん、ニコールがひじょうに魅力的であることは、
言わずもがなである。

だが、ひとことで恋愛といっても様々であって、
時に運の悪い出会いもあるものだ。
(これは、出会った時の精神状態も影響していることは言うまでもないが)

ニコールは、前の彼スタンレーとは別れても時々会っていて、
新しい恋になかなか飛び込めなかった、という。
そんな彼女にようやく春がめぐってきたのだろうか。

医師の名はジョージ(仮名)。
彼に関心を寄せる女性達や、
あちこちからすすめられるお見合いを
それなりにほどほどにこなす、
40代前半の魅力的な独身医師である。
本来のニコールの実力に見合ったお相手といえよう。

前の男、今の男、比較するわけではないだろうが、新しい出会いを前にすると、
気持ちというものは常に揺れるもの・・・・・・。
揺れる女心?であろうか。

新しく出会った男性ジョージを好きになり、
徐々に「その人のすべてを見ていたい」
と思うようになったニコールは、
自分のそうした感情の高まりの前で、
前の恋人スタンレーへの断ちがたかった想いが
まだ自分の内部に幾分残っていることに
戸惑っているというが・・・・

スタンレーとは気持ちが許せて、
居心地がいい関係だったという。
ニコールは言う。
「ほんとうの自分が出せる相手なのよ。そういう人が理想だったわ」

でも借金があって、別居中の
別れ話がなかなか進まない奥さんもいて、
という状態のスタンレー。
ニコールは、彼と、それを知らずに恋に落ちてしまった。

スタンレーは口は上手くて、もてる男だったが、
潔癖なニコールは我慢できなかった。
周囲は別れた方がいいと誰もが言ったという。
それでも、ニコールは男を信じて、晴れて堂々とできる日を待っていたのだが。

時だけが過ぎ、煮え切らない彼との関係の中、
不倫なんてどうしてもいやだと、
何度も決別を決意しては挫折。

「あとは、惰性でつきあい続けてたわね」

スタンレーとは中途半端な関係のまま、
たまに会うだけとなり、次第に二人の関係は冷めていった。
かといって、
彼女はきっぱり、スタンレーを切ることができなかった。

だが、一人の医師との出会いがニコールの認識を変えつつある。

医師ジョージは、最初何も知らずニコールに恋した。
花を贈り、食事にデート。
お互い若くもないけれど、
かといって、やりなおせないほどの年というわけでもない。
というか、やり直すような挫折の過去さえ、男性の方にはなかった。

大人の純粋さなのか・・・・・・
男はひとめで女との未来を夢見た。

だが、そのうち、男は女の過去を知る。
彼女が少しずつ、語りはじめたからだ。

さて。

今後、ニコールとジョージがどういう展開になってゆくのかは、わからない。

ただ、
どちらも率直で、純粋で、
自分をごまかせない性格らしいので、
どういった展開になるのか
傍観者(ワタシ)には、目が離せない状況だ。