リサ・マリー・プレスリーの見たマイケル・ジャクソン

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世界的スター マイケル・ジャクソンの急死

リサ・マリー・プレスリーにとっては、
元夫の一人が亡くなったという出来事である。

やはり世界的スターである
エルヴィス・プレスリーである父親が42歳で亡くなっている。
やはりドラッグ依存が原因なのだろうか。

国際的なスターにとって
50年の生涯は、長いのだろうか、短いのだろうか。


「私たちが結婚している最中にデビー・ロウが子供を産むと申し出たことも、彼から聞いて知っていた。」

あるインタビューで、そうリサは記者に答えていた。
リサ35歳。
ミュージシャン・デビューの宣伝用もあったろう、
だが、リサが金儲けや注目のためにレコードを出す意味はない。
むしろ有名であるだけで、多くの苦しみを背負わされてきた。

マイケル・ジャクソンとの結婚

はリサが26歳の時。
20歳の時結婚した一人目の夫、
無名のミュージシャン、ダニー・キーオを捨てて、
マイケルのもとに走った。

だが、

1年と7ヶ月後、リサはマイケルに離婚の申し立てをした。

三人目の夫はニコラス・ケイジ
お互い有名人のもとで生まれたという共通点で惹かれ合うが、
結婚前に別れ話が二年間に二度あった。
結婚して三ヶ月で離婚するが、交際期間は二年以上である。
ニコラス・ケイジエルヴィス・プレスリーの大ファンだった。

2003年の9月号のPLAYBOY誌に、このインタビューは掲載されている。


その後、四度目の結婚をするが、
このインタビューで言っていたとおり、
「あと二人ほど子供が欲しい」
双子の姉妹を去年出産した。
これで彼女は四人の子供を得た。


さて。

看護師だったデビーはマイケルの子供を産むと言った。
マイケルはリサに了承を得たという。

当時のリサに、マイケルとの間に子供を持つ気持ちはなかった。

「私がマイケルの子供を生むことを考えてみても、目に浮かぶのは養育権をめぐる悪夢のような争いの場面だけなんだもの」


この状況が意味するのは、
二人の関係はすでに破綻していたということだろう。

ダニー・キーオとの結婚生活を捨てて、
マイケルと一緒になったリサだったが、

「一年でだめになった。」



マイケルとの結婚は、
彼が少年への性的暴行で告発されていた時である。
マイケルにとってこの時期は、
人生最悪の時期であったことだろう。

それについてリサが言う。

「(彼は)世間が噂するような人間じゃないのよ。」

「私は彼が妙な振る舞いをするところを見たことがない」

子供のヌード写真を見たりしないし、子供と一緒に寝ているのを見たこともないし、
リサの子供にもきちんと接していたという。

「本当のことを知っているのは、マイケル自身と、一緒にいたという少年だけよ」



マイケル・ジャクソンとの離婚のあと、
リサはストレスで体を痛めた。

アレルギー 胆嚢摘出


「あの2、3年は生涯で最悪の時期だったわね」


リサは、二度目の夫マイケルとも、
三度目の夫ニコラスとも
有名人の家庭で育ったというお互いの共通するところを見い出して、
理解し合えるんじゃないかと思い交際する。

だが、
マイケルの時は世間から誤解される彼への同情、
ニコラスの時は、コッポラ家という家を離れて、
彼自身が自力で築いたキャリアを尊敬して、
結婚したように想像した。

自分に与えられなかった世間の理解、
自分にできなかったこと、
それらを埋め合わせるための結婚・・・だったのではないだろうかと。

だがそればかりでもない。


リサは両親の離婚後、
父親のツアーに連れ出されることが多かった。
薬物中毒の父親を間近で見ている。

「ポプリみたいに色とりどりのカプセルや錠剤があったけど、私は何の薬だか知らなかった」


偉大な父の死後、
母親とその恋人の間で戸惑い、学校ではいじめにあう十代を過ごす。

「みんな、私が降参するだろうと思ったけれど、私は負けなかった」

仲間外れ同士で友だちになり、
母親が反対することを片っ端からやろうとした。
反抗的な十代だった。

リサは強い一面を持っていると思う。

父親のことを食い物にした人々についても、
自分の歌にして反発。

マイケルにとって、少年への性的暴行を疑われていた時期は、
人生でもっとも辛い試練の時期だったのではないだろうか。

だとすれば、
強い面を持つリサは、
彼の苦悩を一時的にでも、やわらげてくれ、
理解してくれた唯一の人間だったはずである。

悪い出会いだったはずがない。


初めてリサがマイケルと出会ったときの会話について、
リサがこう言っている。

「(マイケルが)『たぶん、ぼくのこと、こう思ってるだろうね』と話しはじめて、私はすぐ『そんなに誤解されてるなんて、ひどい!』と思った。20分もしないうちに話に熱中して、彼が何者かなんてこと気にならなくなったわ。」


友だちの家でごく普通に知り合い、
話してみると、世間のいうイメージは消えた。
すっかりマイケルに夢中になったリサ。

そして二人は結婚した。

マイケルと別れて8年、
このインタビューは、ニコラス・ケイジと離婚して
それほど時間が経ってない時期だと思うが、
リサは振り返って言う。

「マイケルと結婚したのは確かに愚かなことだった。でも、私はうまくいくと思っていたのよ。」


プリシラさんのことを亡くなったものとして書いた箇所を削除しました。
間違った内容を記述してしまい、申し訳ありませんでした)