人間のクズから逆転人生へ?「カイジ」試写会 藤原竜也クンと松山ケンイチクン

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カイジ

の試写会に行ってきた。

新宿 厚生年金会館にて。9月28日(月)


疲れていたので書くのが遅くなったが、封切りが今月十日ゆえまだイケるだろう。

いろいろネタはあるけど、

もっとも公共性のあるネタといえばコレだ☆


個人的にはそれほどのネタとは思えないんだけど
書き直している今(3日土曜日午後二時以降)
多くの訪問者がおられるというのを見ると
この解釈は正解なんだろうな。


深夜アニメで観たのであまり期待はしていなかったが、
実写は意外におもしろかった。

主人公のカイジは26歳のフリーター。

人生にこれといった目的もない青年。
演じるのは、

藤原竜也

デスノート」でライト役を演じた。
東大確実の優等生から、一気に

“人間のクズ”

“負け組”

を演じるのを私は観ることになったが、
けっこういいんだな、これが…

好感が持てる“負け組”役の藤原クン♪


友達の保証人となったことで、
多額の負債を背負うことになってしまったカイジ

一晩で何百万もの負債が帳消しになるチャンスが与えられた。

☆バッジ三つとじゃんけんカードを与えられ、
船に乗り、
あるルールのもとで、
じゃんけんを繰り返す。

それがこの物語の始まりだ。
一度はチャンスをつかみかけるが…。

結局負けたカイジは、
地下生活で目先の欲望にからめ取られる
人間の弱さを利用したからくりに怒り、

成り行きで命がけの大勝負に出る。

ここで松山ケンイチクンが登場!


デスノート

ではかっこいいL役だった 松山ケンイチが、
カイジ」では、ワキ役なのに
出番の少なさのわりに目立っていた。
主人公を食うほどであったかどうか…
見方次第だろう。

私は

松山クンはとても印象に残った

と思っている。


デスノート」のLはかっこよかったが、
本人は…ホントにあのLなのか?
と思うほど、であるが。
Lはよかった。
松山ケンイチは役者として良いが、
本人は「なんじゃこりゃ~!?」と思うような感じである。

雑誌の表紙でも、グラビアでも

「こんなヘンな写真、なぜ載っけてるんだ?」

という写真が多すぎる珍しい役者である。

藤原竜也

は「デスノート」のライト役よりよかった。
と私は思う。

うん☆

カイジ役はよかったと思うよ。

遠藤さんこと、

天海祐希

は峰不二…おっと☆
ネタバレになっちゃうなぁ~^^;

アブナイ、アブナイ……

ありそうで非日常的な世界のストーリーは
やっぱり私にはありえない話だったが、
物語を創るとしたら、こんなふうに創りたいと思う。

大げさであるが、わかりやすい。
コミックとはちがう雰囲気で
「儲けたな」という感じを得た。

最近オモシロイ映画観てないんで、
これを観たら、
映画のおもしろさを
あらためて認識したような気持ちになった。

これからも映画を観たいなと思った。
日本も年々すごくなってるね♪

まとめると、

カイジ」は深みはないが、
これが今風なんだろうな。
役者の個性は十分楽しめる。

昨日(正確には一昨日)TVで
藤原竜也が「八重歯をとりたい」と言っていた。
とらなくても…と思うけど、
本人は気になるのだろうか。

もう一度いうが、
松山ケンイチが印象に残る。
でも、藤原竜也と個性は違うんで、
どちらもなくてはならない感じではある。


香川照之利根川役)

の役も最後まで重要で
迫力があった。

こんな金融会社あるのだろうか?
という疑問は愚問なり(笑)

ありえないからおもしろいんである。


とにかくオモシロイの一言だ。
1000円でならね♪

「もう一度見に行くか?」と問われたら
それならばコミックを読むだろうな。
ストーリーがしっかりしているから、
映画もいきいきしているように思えたんで。

そうだな。
カリカチュア化された最近の
社会のある断面のような気がして
リアリティーがあった。

天海祐希がひとこと

「悪趣味すぎる」

と吐くセリフは
あまりに使いされ尽くした言葉だが、
この陳腐なセリフはどーにかならないものかと思った。

だが、この陳腐さがふさわしいのかもしれない。
くだらないものを
スタイリッシュに評価する必要はない。

私の周囲にも
そんな陳腐な表現が
ふさわしい人々がいることはいる。

ネタとして拾い上げたり、
観察する楽しみに利用すればいいと思う。

映画「カイジ」とは逆の悪趣味さではあるけれど、ね……

格差の広がった現代社会において
格差を意識に置かないような非常識な金持ちは
一般的にいって下品で嫌味なものではあると思う。
と貧乏である私は思う(ー。ー;)

年寄りの金持ちにムカつくのがいます。
あざ笑ってやりたい…つーか、
本人に言ってるのだが無駄(^^;)……orz
治らん☆


原作は
福本伸行カイジ」 講談社ヤンマガKC刊

(加筆、修整しました)