収納について・・・建築家の考え方とか、狭小住宅の収納の工夫とか

T-house

敷地17坪に建築面積10坪というのは、狭いと思ってたが
いま増田さんが、建築中の住宅の一つに・・・・・

敷地が10坪の住宅がある!?

ガーン☆∑(@O@;)
となったのは
いまとなっては、なつかしい・・・・ほんの一カ月も経っていませんが(ー▽ー;)爆、、、

当初はびっくりしたものの、「塔の家」を実際見た後じゃ広々感じるですよ^^;

マジでっす~♪

35.2㎡(10坪)

間取りなどブログで見させてもらってたのだが
3つのうちどれからしかったが

最初、ワタシはこう思ってた。

結局、7~8坪の建築面積(14畳~16畳)
くらいしか取れないんじゃ?

だとすると
植樹はあきらめて・・・・全部をひと空間とするとか・・・・?

でも、プロはあきらめない。
矩形を一部、三角形にカットし南西部にちっこい庭をつくる?プランみたい。
奥に自転車を置けるようにしてあるんだ。

へえ~

そう頭に入れていた。

しかし、プランというものはどんどん変わるものらしい。

最終案の模型は・・・・
北側からアプローチして、東に玄関かなと思ってたら
西側の道路に面して、アプローチの階段がある。

もともとのプランではこの北西角には、階段が配置され

1階の植栽を階段を上りながら、窓から味わえるプラン

だったと思う。

道路は西に面した一つのみ。
ゆえに、最終案は、素直に道路側に玄関があるというもの。

階段は、もとのプランでは玄関部分だった北東に配置されていた。

うーむ。p(;ーー)、、、、、、


どちらが住み手にとって、よいプランなんでしょう?


今日は収納について書こうと思ってるけど、のっけから
狭小住宅の室配置についての文になってしまった。

そういえば、増田さんの設計した住宅を
収納という視点から眺めたことがないや、、、

というわけで、話題は本論へ!


**********

あざみ野の家では
居室の作りつけ本棚、階段横の作りつけ棚
1階階段横に、土間の下足入れも兼ねた大きな物入れ
(階段下土間左側に階段の横まで続く長い収納)
など、収納は充実。

狭小住宅ではないけど、さまざまな工夫がされていた。


収納に苦労してた頃、いろんなインテリア雑誌を見たが
結局、新しい収納グッズがたまるだけで(笑)

・まずはモノを捨てないとダメだと思ったものだ。
・次にどこに収納するかを決める。
・収納家具やグッズはできるだけ買わない事。
・収納場所を決めたら、そこの管理をする。
・そこから出したら、必ずしまうというように。

収納空間は「モノ」で溢れるゆえに
役割をオーバーラップさせることはできない。

また

保管のためしまいこむ


見せる

かどちらかしか道はないし。

「見せる収納」というやり方もあるが、美しいものしかダメ的な感じ。
センスのいい人ならいいけど、ふつうの人は散らかってる印象になる。

大きな押入れにしまいこんでも、取り出すのが大変だったりする。
日常使うものは、しまうにしても近くに置きたいし。
取り出しやすく、見やすくしておきたい。
そうするには、収納場所が少なく、仕方がないから
押入れの奥深くにしまいこんで、そのうち忘れてゆく。

収納の工夫次第で、いくらでも使いやすくなるのだが
そのためにどれだけ収納本と収納グッズを買ったことか。

日本人はとくにモノが多いので
(和服とか四季があるので)
常に収納にいつも頭を悩ます。

やがて気づいたのは
収納というものは設計段階から考えられていないと
うまくいかないという事だった。

建築家の考え方で参考になることは多かった。
ずいぶん参考にした。
だが、それは作りつけ収納の位置配置のうまさだった。
家具の置き方に変換させて参考にしたのだ。

全体から収納を考えたなら、いろんな考え方がある。

以下は、住宅を設計する時、いろんな建築家が
収納について雑誌などで語っていた事柄である。

住宅を建てる場合

収納というものは工夫する以前の問題で
設計を依頼された段階で
建築家は、依頼主の持ち物の量を検討するだろう。

でなければ、予算と広さの確保の具合が
うまくいかない場合もあると思うだけど。

できるだけ快適で予算通りにつくってもらいたい場合
余分な持ち物は破棄すべきだと、やんわり説得されるかもしれない。

収納場所が機能的に設置されれば、日常生活は劇的に変化を遂げるだろう。


建築家はプロである。
家を建てない人にとっても、彼らの設計上の収納の工夫や考え方は参考になる。
ほんの一部だけど、なるほどと思うかも?

●「大きなひと部屋大の納戸をつくる」
 その部屋はいろいろ詰め込んであってもいい。
 そのかわり、他の部屋はすっきりさせておく。
 ひと部屋でもスッキリさせておくだけで、気持ちがいい。

●「各部屋に必要な分量の収納をつくる」
 個室に各収納を設け、自己管理する。
 (納戸はつくらない)

●納戸という部屋をつくらず、個室という決め方もしない。
 住む人が使いやすいように使う。
 (成人して出てゆけば、個室は納戸になる、など)
 家具収納を機能的に配置する。
 収納付きベッド、天井までの壁収納、間仕切り収納を使用する。

●「キッチン横にパントリーを設ける」
 大きな食糧庫があると、便利。忙しい主婦向け。
 つくるなら、1畳大はほしい。
 これがあるとないとでは便利さに大きな差が。
 一目で見渡せる造りがベスト。

●「ユーティリティを設け、そこでアイロンがけなど家事ができるようにする」
 浴室、洗濯室、物干し(ベランダ)、クローゼットとつなげて、家事動線を短縮する。

●「玄関わきに物置(ストレージ)を」
 土間のストッカーは靴、傘、米、ビールなど、なんでも
 ストックできて便利。

●「物干しクローゼット」
 洗濯、乾燥したあと、そのまま保管できるクローゼット。
 (青空クローゼット???)
 コンフォートで見たけど、「ドッヒャー☆」^^;
 面白いかも、、、、、、

など(笑)

収納に関しては、建築家は
間仕切り
移動家具
壁面収納
ビルトイン収納
なんでも知ってるし、考えてくれる。

設計依頼すれば 統一感を持ったセンスのよいものが出来ると思う。
たぶん施主のライフスタイルによって、収納の設計もちがってくると思うけど

狭小住宅の場合

となると、収納計画は結構切実な問題ではないだろうか。

少ない壁面を収納にしてしまうと、空間が狭く感じられるだけでなく
空間の使い方が限定されてしまうのではないだろうか。

できるだけ、狭小住宅の設計者は
居室はフレキシブルに使用できるように作るだろうから
階段下収納とか、いろんな工夫をする。
空間を無駄にしないように。

狭さを広々感じられることができても、モノが溢れていれば
せっかくの設計マジックも半減するかも。
それでは、もったいないのではないか。

狭小住宅に住む上で、いやでも必要とされるのは

・片づける習慣   ・ものを増やさない習慣

ではないだろうか。

ただ、たとえ狭小住宅であっても、前述したように
ひと部屋分、大きな収納部屋を思い切って作ったらどうだろうか。

広く空間をほしいあまりに、収納用のスペースを
ケチることだけはしないほうがいいと思う。
だけど、マジでそれも無理な場合──

結論として

そういう問題を解決してくれるのが、壁面収納家具なのかも。
昔、マンションに用いられる例をよく雑誌で見た。

マノーネとか、日本アイピーとか、ナショナルとか
天井までの機能的な収納や、引き出しや棚板が
自由に組み合わせられてフレキシブル。

プラスワン

とか

モダンリビング

に載ってなかったっけ?

いまもあるのかな~
最近はそういう本、チェックしてないので
情報古いけど、結構使える。

たしか、専門の人にアドバイスしてもらえるんだよね。
壁面収納だけでなく
クローゼット内の棚板やワイヤーかご、引き出しの
組み合わせとか、どこに何を収納するといいかまで。

狭小住宅は、機能的な収納家具と相性がいいかもしれない。

ものは増える。

たぶん30万円以上はかかるんじゃないかなぁ(T‐T)

お金がない場合でも、方法はあるのだ。
壁一面に無印のポリ引き出しを、持ち物に合わせて
計画し、毎月買い足してゆく、という方法。

質感を統一させることで、結構すっきり見える。
クローゼット内もポリ引き出しは便利。
(金持ちの知人がやってた)

だけど、一番重要なことは
いらないモノを持たないことデスネェ~^^;

耳が痛っ!