映画「チャイナ・シンドローム(1979年)」の公開後12日後に起きたスリーマイル島原発事故は、偶然なのか  &シルクウッド事件とは?

日本は世界で唯一の被爆国である。


原爆が落とされた唯一の国でありながら
いつでも原爆製造のできるような原発発展経過を経ている。

危険な原子力開発の罠にはまらなければならなかった運命は
歴史の避けがたい宿命だったのかもしれないが

もし、そう解釈するなら

今回の原発事故は
宿命を乗り越えるための

偶然などではない「必然」であって、「警告」であるだろう。



先の記事に書いたが、中国の躍進はすばらしいものがある。

しかし・・・・

高速鉄道事故に至る技術力のなさも見て取れるのは当然だが
それ以上に、事故後の乱暴かつ野蛮な事後処理
札束でカタをつけようなどという人を人とも思わない対応は

いまさら国家の首相がことを収めにかかろうと、どうにかできる問題ではない。

あの列車を埋めた映像が出てしまっては
もはや世界は中国をまともには扱うまい。
世界中が経済的に困窮していても
あの鉄道だけは利用したくはないだろう(苦笑)

いまだ中国は、ワタシにとっては
どんなに発展しようと、野蛮な後進国にしか見えず
このまま国民をなめてかかっていると
政府側は危機を迎えるだろう。


ある意味、

中国は己の本質を世界に明らかにしたのであり

中国に起きた偶然は、中国の思いあがった傲慢の鼻を
へし折った形になったと思う。

それに引き換え、日本はこういう事故のあとの処理は
まともだと思うなあ・・・・技術力も、責任感もあるし。
(ていうか、日本のやってる対応は当たり前のことなのだが)

だけど

日本に起きた大震災、原発事故が偶然でなく自業自得だと思えるように(主観)
中国も自業自得で事故が起きたのだろうと、ワタシは思っている。


そして

チャイナ・シンドローム
いつもコレ、レンタル・ショップにないんだけど。
いつも誰かが借りている。
人気がある・・・・というより、必須の参考DVDなのだが。

もっとも書きたかったネタのひとつなのに、この映画。
観れなきゃ無理っしょ!

で、本棚ガサゴソ☆


おお!!!
やってみるもんだ。

1979年7月号のPLAYBOY

p,204~210に

映画「チャイナ・シンドローム」(1979年3月16日本国で公開)

について載っているではないか!


知りたいのは

カレン・シルクウッド

という、28歳で交通事故でなくなったおねえちゃんの
事だったんだけど。
ちっちゃい囲み記事だワ・・・・・がっくし!

ウイキペディアによると、おねえちゃんじゃないみたい。
早くに結婚して3人もお子さんのいるママだったのか。
ある意味、運命的な出会いと結婚、この職場に来たということは・・・・

ダイアナ妃の事故の時のように事件性の疑いアリアリの
奇妙な死に方をした彼女。

その経過と、状況と、事故現場があまりに・・・・・事件でしょうな、こりは(ー□ー;)

シルクウッド事件

カレン・シルクウッドさん(28歳)という
プルトニウム燃料製造工場で働く女性が
オクラホマの道路で交通事故にあい、即死した。

カレンさんは、雇われているカー・マギー社における
プルトニウム管理のずさんさ、危険性などを証明する
書類を、ニューヨーク・タイムズの記者まで届ける途中
事故にあった。
この事故は様々な点で、謎が多く、疑惑の的になった。

カレンさんからは、解剖の結果、肺がんを誘発するに
充分な量の2倍のプルトニウムが検出された。

いろんな関連サイトを読んだが、彼女の住む部屋も
食物も異常な放射線量だったという。
彼女が届けるはずだった書類は、事故現場から消えていた。

カレンさんは暗殺されたのではないかと言われている。
カー・マギー社は1975年なくなったが、プルトニウム汚染の件では裁判となる。

この事件が発端となって、映画「チャイナ・シンドローム」は生まれた。


当時は、カレンさんのほかに
GE社(ゼネラル・エレクトリック社)で働く3人の技術者も
世間に原発の危機を訴えていたのだが
それも映画誕生の土台となった。

チャイナ・シンドローム

は1979年3月16日にアメリカで公開された。

スリーマイル島原発事故

が起きたのは、それから12日後の3月28日だった。

封切り後、10日間で一千万ドル(当時で換算20億円)の
収入をあげていたところに、この事故。
「観客動員数はぐんぐんあがっ」たという。

配役は

ニュースキャスター、キンバリー:ジェーン・フォンダ
カメラマン、リチャード:マイケル・ダグラス
原発技術者:ジャック・レモン


原発事故映画と原発事故の偶然

映画「チャイナ・シンドローム」とスリーマイル島原発事故の間隔が12日間て・・・・

こうした

偶然

を、たぶん多くの人々は理解しながら
それぞれの声を出し続けてきたのだろう。
あるいは、胸に抱き続けて、生涯をまっとうした人々もいるだろう。

この映画と実際の事故との関係は・・・・偶然というには
あまりにタイミングがよすぎる。

あれから32年たっているのに
世界は国によっては、原発にイケイケ体制の国もあるようだが。
恐るべき野蛮な国がまだまだ世界にはあるということか。


地球のオゾンホールの破壊

太陽光線は人間にとって恐ろしいものに変貌したことを
いつの間に人間は忘れてしまったのだろうか?

これも本来なら有害な太陽光線から守ってくれる環境を人間が破壊したのだが。
(以前書いたが。オーストラリアのある地域では、小学校の登下校サングラス、長袖着用なのは当たり前だった・・・・)

人間は地球を壊すつもりなのか。



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