人生は「一度限り」「一度限りではない」どちらか?

ワタシは人生は一度限りではないと思う。

生まれつき、死んだら行く世界からこの世を眺める発想で生きてきたせいか
そんなのは当たり前、自明だと認識している。

問うべきは生き方の問題、死に方の問題だと感じていた。

生ききれなかったワタシは、若い時期、みずから深く内世界を探り
見なくてもいいものを見てしまい
よけいな心の重荷を増やして、茨の道を歩いてきたように思う。

若い時期に、カルマがあるとかないとかこだわることなく自由に生きていれば良かったのだろう。

いずれいやでも出てくるものは出てくるのだから、その時に考えればいいのだ。

だがそれは普通の人の考え方だ。

そうでない人生を生きてこなければならなかったワタシ──たしかにハードだったが。

しかしワタシは、自分でこの重圧を選んだのだと考えるようにしている。

前世からのカルマも含めたテーマが
ワタシの人生の中に
ワタシの受けとめ方や考え方を作り上げているのだと。

人生が一度限りだと思っていたらそんなふうに考えたりしないと思う。