ハイパーな子どもたち…… 戸惑い越えて精神の危機を迎えた小学校教師(4~5年前?)

結婚後、理想通り小学校教師になった知人。
低学年ばかりを担当していた数年前、決して悪口は言わない彼女が、事実のみ淡々と語っていた。

「教室の児童の半数以上の親がシングルマザー。そのうち、何人か大学生だったりするよ、こんなド田舎でも」
子どもより自分探しが大切なのだという母親が増えたと感想を持つ。

「社会の裏側の面白さを伝えたくて話した授業内容が、『面白かったんだよ』と伝えた児童から親の耳に入り、
『受験に必要ない内容はいらない』とかクレーム入れられたりね」
しんどそうだった。教育の情熱も奪われて。

そんな時期、新しいクラスで問題が発生。
「授業中ハイパーな児童がいて、教室を歩き回るの。騒ぎながらね。注意しても聞きゃしない。1人や2人じゃないの」

ハイパーな児童の親は、それなりの言い分があり、それぞれに家庭の事情があって
話しても、良い解決への知恵は出ないどころか知人はボロボロに(色々聞いた覚えだが忘れた)

「病気だっていうけど、薬で子どもたちを静かにさせる考えには反対だな。それって大人のエゴじゃない?」

ノイローゼ一歩手前で、高学年担任に知人は「救われ」元気が戻った。