キリスト教の対抗勢力『ミトラ教』……(3~4世紀、ローマ帝国)

キリスト教は、仏教の親鸞浄土真宗)の考え方と似ていると言われているけど、
悪人は善人以上に救われる、という箇所が思い出される。


3~4世紀にキリスト教とせりあっていたミトラ教

これはキリスト教と似ていながら、根本的に信仰形態が違う。

ミトラ教の神は、悲劇的な運命を持たない唯一の神だという。
密儀につきものの狂乱がなく、ストイックでクール。
軍隊に合うので用いられた。

元々、海賊によって信仰されていた。
ポンペイウスがキリキアを征服した時、ローマ兵士の神となった。

ミトラ教は、当時女性を救済する宗教が増加する中、女性を拒否。

入信時に密儀の前に秘密事を漏らさないと、教団に誓いを立てる。

イランで生まれたこの宗教、うまくローマ帝国に馴染んでいたが。

392年、キリスト教がローマ国教となり、ミトラ教は禁止された。

秘密結社のほとんどは男性中心で、とくに
「7つの位階」はフリーメーソンに影響を与えた。

親鸞には、罪深い→再生→往生という概念があったから
キリスト教とケンカしなかったのかもしれない。

キリスト教は、聖霊、復活、奇跡は、もれなく付いてくるネタなり。