信仰の原点 裏切りのペテロの気付き

知人は苦しい恋に解答が見出せなかった。新興宗教をいくつ巡ったことか。

彼女の叔母はそんなことも知らず、せっせと教会にメイを誘った。

神の存在、真実は証明不可能でも、
人が心を打たれる真実は疑いがない。

キリスト教がここまで続くのは、イエスの祈りに感応した人々が
どんなに痛めつけられても立ち上がったからだと思う。

その原点は、弟子達の気付きにある。

エスを知らないと言ったペテロが
自ら裏切った師への後悔に涙するところのが好きだ。

師が十字架を背負わされ、引きずられてゆくみじめな姿に
疑いを持つ者もいただろう。

『真に彼が神の子なら、なぜ神は助けないのか?』

だが、ペテロは回心して思う。
『あの方は、真の神の子だったのだ』