天使存在は人間のアストラル体内部で何を行っているのか?……『天使と人間』シュタイナー著p.49より)

《人間の内なる本質へと目を向けるとき、アストラル体
私たちの自我に最も近いところに位置しています。
従って、先の問いかけに対する答えは、私たちに深く関わる
ものとなりうることが期待できるわけです。
天使は、人間のすぐ上に位置するヒエラルキーです。
そこで私たちは、更にある謙虚な問いかけをしてみることにしましょう。
(略)
それは即ち、「十五世紀に始まって、二十世紀を貫き、
さらに四千年紀の初めまで続くことになる現在の人類の文化期に、
天使は人間のアストラル体で何を行うのか」という問いかけにほかなりません。
(略)
そう、ここで私たちは、「もし熱心に行われるならば、霊の探求が
単なる観念や言葉の遊技になることはない。それは霊的な世界が
目に見えるものとなる領域の中にまで、現実的に分け入っていく。
このような自分のすぐ側にあるものを見ることは、たしかに可能である。
しかし、本来このような問いかけに対しては、現在のような意識魂の時代に
おいてのみ、実り豊かな答えを用意することができるのである」
と語る以外にはないのです。》