オードリー・ヘプバーン主演『マイ・フェア・レディ』……イライザの父親の価値観から自由について考えたりして (しかしショーワはよいわあ~\(^。^)/歌番組…もはやショーワは古典になったね(遠い目)

マイ・フェア・レディ』のイライザの父親ドゥリトル氏は
ヒギンス教授の世話になる娘の幸運(?)にあやかろうと
難癖付けて教授にたかる。
一見ゲスなたかり屋だが、そこには堂々たる「ドゥリトル哲学」があった。
ヒギンス教授は、彼の自己主張に感心する。

イライザはヒギンスの教育で成長し美しく変身してゆく。
イライザとヒギンスはバタバタした後、ハッピーエンド

ショーワな例えで恐縮だが(笑)

イライザが。

夏木マリの「♪もういや☆絹の靴下は、私をダメにする~」
と、愛のない財産目当て女として
恵まれた環境でいずれ欲求不満を持て余すはずもなく

山本リンダの「♪神がくれたこの美貌、無駄にしては罪になる」だけの
不毛な動機で「世界一の男だけ」狙い撃ちしたい的な
ハングリーささえも必要ない。

自分に合う男を選びとるカンも
魅惑する力もイライザにはすでにある。

本来のおおらかさに加え、自己への誇りを身に付けたイライザ。
それを彼女に教えた男は、ドギマギ不器用にイライザを受け入れてゆくのだ。