(1)スピ系どこぞの認定カウンセラー達へ★必見だっての★……幼児教育専門家のカウンセラーが起こすココロの奇跡………感情のままにすべてをリセット、幼い子ども4人を残して再婚した37歳の妻の悔いと苦悩

2008年の記事を再構成して、再掲


当時、語学カセットテープの整理をしていて、人生相談の録音テープを見つけ、聴き直して、
感動した内容を元にして、記事にした。
当時から見て、10年前だから、かれこれ20年ほど前の人生相談になる。

引き寄せスピ系だの、キラキラ企業女子だの、スピ系認定カウンセラーになるのに50万だの、
300万だの(!)ここ数日、あちこち読み耽っていて、かなり疲れた。
やっぱ、騙されるほうにも、問題はあると思うが……
まあ、新興宗教と同じで、そこを盲信、狂信して、選民意識と優越感の果てに、なんかおかしいぞ
と気付き、そこを脱出しても、結局は、別の宗教に行く人が多いのだから、本当に、
一度でも、マインドコントロールされた人は、本来の自分を取り戻すのに、つまり、回復するのに
時間がかかるし、段階があると思うんだけどね。

騙すほうも、巧妙になってきてる。
ほら、ネットでスピ情報で集客して、幸運引き寄せグッズなどの物を売るビジネス、
コツは、ブロガーと、来訪者の絶妙な距離感なのだ。
この距離感こそが、騙されたと我に返った時に、それでも楽しい時間だったとか、
自分の為になったとか、悪い人じゃないしとか、いい情報一杯くれたとか、
思い込みたい自分にさせられるように、心理的に仕掛けられているのを、ご存知か。

教祖(?)ブロガーは、自分が好きで記事書いてるのに、コメント欄に、
『知らなかった情報です。ありがとうございます』なんて、コメントしてるスピ好きなヤツなんか、
いいカモ🦆だと思ったもんだワ。
書ける時が来たら、私も、あるブログの釣り記事で気付いた事で、書きたい事がある。
今は、まだ無理だけど。
いつかね。\(^ o^)/

さて。

20年前にも、50年前にも、女性の深刻な悩みは存在していたのだが、
今は、女性は自由になったと言っても、自由になれば、経済の悩みがつきまとうのは、
ほぼ変わらない。
男性も変わらない。横暴な人は横暴で、誠実な人は誠実。
女性は、20年前よりやる事が増えているので、昔より大変になっているので、
どうなのかなあ~と思ったが、とりあえず、記事にしとく。

ある30代後半の妻は、日頃から、4人の小さな子ども達の子育てに協力的でない
無責任な年下夫に苛立っていた。彼女は自分を追い詰めて言った。
ある日、とうとう、ブチ切れて、すべてをリセットし、子どもを残して離婚した。
相談者は、感情に走った結果、取り返しのつかない結果を引き寄せてしまったと、後になって気付く。
深い悔いの念が、相談者を襲うのだった……。彼女は苦悩する。

以下に紹介するのは、ニッポン放送の、ラジオ人生相談で、カウンセラーの大原けいこさんが、
いかにみごとに、この相談者の気持ちを解放してゆくか、未来に意思を立たせることが出来たか、
つまり、暗闇の人生から、自己肯定に向かったか、不可能から、可能性を導き出したか………
それがよくわかる事例なのだ。

スピ系じゃないカウンセラーで、幼児教育専門家だから、 人間の考え方の基本的なものは、
ほとんどが幼児期に作られるので、この人は、ポイント高いっす♪
過去生なんて持ち出さなくても、充分、ココロに奇跡は起きるんだよね~(^_^)v
今でも、ニッポン放送で、午前11時に人生相談、やってるよん。
今は聴けない事が多いけど。たまに聴くと、時代も変わりましたなあと、思うよ……

さて。

事実として、一見、深刻に見える内容も、対話力のある人にかかれば、スピ系でなくても、
奇跡は起こせる、という、人生相談の一例だと思って、再掲する。
たった、15分足らずで、相談者の人生は大きく変貌した、感動的な人生相談だったんすよ。


(長いので、2回に分けて、投稿します)
2コマ目は、再編集がまだっす。イロイロかんがえちゃって。。。。(´ω`)



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20年前のラジオ人生相談………感情のままにすべてをリセット、幼い子ども4人を残して再婚した37歳の妻の悔いと苦悩




4人の子どもを残して離婚した37歳の妻。
元夫は33歳。4つ年下の夫。

彼女は縁あって、離婚して半年後、再婚する。

そして、過去のことも反省し、元夫に対して、自分がいかに子どもだったかを認識した。
元夫は、子どものことも何もかも妻任せで、
妻も子どもの事は、自分が一人で背負っているという思いで、
彼女は、自分で自分を追い込んでいったという。

お互い幼くて、自己主張の押しつけ合い。元夫が「今日は仕事が忙しかった」と言えば、「私だって子育てで大変だわよ」という感じ。

仕事ばかりで家にいない元夫に、家庭で何かあって相談しても、
元夫は「関係ない」という素振りだったという。
気持ちのゆきちがい。感情のズレ。

相談者「至らなかったんです。子どもだったんです。後悔しています」

離婚後、残した子どもに、どうしても会いたくなり、会いに行くと、警察を呼ばれた。
夫側にすれば、「今さら何をしにきたんだ」というわけだろう。

カウンセラーが登場

この相談への心情確認が進められながら、
状況の客観的説明と解決策が語られはじめた。

まず、この相談者には、フライパンの豆と目玉焼きの例えで、なぜ後悔してしまうような結果に
なったかを説明している。たった15分たらずで、たぶんもっと多くの時間の内容を短縮して
あるんだろけど、それにしてはナカミが濃い。

記事にするために何度も聴いた。
(正直、まとめられない深さです)
ただ、じっと聴いていると、涙が出てくるのだ。その意味はわからないけど。

大原カウンセラーの言葉を要約すると
後悔というのは、覚悟していなかったという事。
一番大事なのは、すべてが、感情の赴くままに行動したことなのだ。
相談者が、別れたあと、寂しくて、会いたくなって、行動して、子どもに会いにいってしまった・・
「感情の赴くまま行動してしまった」というのは、このことを指すのだろうけど。

感情のコントロールっていうのは、会いたいと思ったら、じっと我慢して会わない、
悔しいと思ったら、それを抑えることだと、これまで大原さんは思ってきたという。
だが、

大原「そうじゃないと、わかってきたんです」

大原さんは、わかりやすく、料理を感情のコントロールと置き換えて説明した。
= 大原「フライパンを自分の心、火はそのとき起きた出来事、フライパンの中の多くの豆は感情。
豆は火にはじけますよね、出来事が起き、その豆ははじけて、そのまま行動に行ってしまいます」 =
なるほど。
何かの感情に触れる出来事が起きると、人はつい反応してしまう。
それが、火にかけたフライパンの中で炒られてる豆になるわけで。

で、
豆は飛び出して、次の行為を生む。
たとえば、怒りの豆なら、相手を叩いたり、言葉でなじったりする。
その行為が次の出来事の連鎖を生む。
大原さんは、このいろんな感情に例えた豆が、はじけて飛び出した状態が、
相談者が、離婚した夫のもとに置いてきた子どもに会いに行ってしまった状態だと言う。

相談者「では、感情とは何でしょうか・・・」

大原「そう考えた時に、きれいにできた目玉焼きを、豆の上に置いたら、豆ははじけますか? はじけませんよね?」

相談者はうなずいている。

大原「その目玉焼きの黄身部分は、自分を信じる意識、絶対に今歩いている道が幸せになる道だというのが白身

それを豆の上に置いた時、どんな出来事が起きても、それを信じてた場合には、感情は、
自然に幸せの道にゆくのだと。

大原「私が今までイライラした時には、きっと自分を信じてなかったんですよ」

そして、

大原「今やってることは、もしかして悪い方向へゆくんじゃないか、と思う不安感で豆が飛び出すんです」

と言う。

大原「そういう状態の時は、(自分の)目玉焼きが割れているか、目玉焼きがなかったかということなんです」

なるほど。

目玉焼きという「自分を信じる気持ち」と
「幸福になると信じている気持ち」が感情の豆をおさえてないと、
確かに、
何かあるとはじけちゃうし、飛び出しちゃう。(苦笑)

とても興味深い表現だった。
相談者の子どもへの思いを、深く理解しながら、カウンセラーは、

大原「快楽的に生きる人ってどんな人なんでしょうか? 考えてみたんです」

と、言葉を続けた。

相談者は決して快楽的に、残した子ども達に会いに行った訳じゃないだろう。
苦しくて、寂しくて、やりきれなくて・・・思いあまって行ったんだよね。
だけど。

元夫は、警察を呼んだ。

なんだか、やりきれない。
4人の子どもは、小学校4年生を頭に、末っ子は二歳なのに。

相談者は、間に人を立てない協議離婚をしたのだ。
親権は夫側。育てるのも夫側。それに、

相談者は、了承してしまった。

子どもに会えなくなってみて初めて、大きなものを失ったという辛さを知る。

相談者「大きなものを失ってみて、自分のいたらなさ、もっと努力すべきことがあったというのが、初めて見えて・・・」

パーソナリティ「後悔先に立たずですね」

相談者「そんな感じです」

感情的になって、事態から自分を切り離したかった思いは、よくわかる。
外から見て、本当のところは当事者どうしにさえわからなくなり、入り組んで、
責任のなすりあいになってきて、相談者にしても、
「無理解」で「非協力的」な夫が、
もはや我慢ならないものに映っていただろう。

末っ子で、ものごころつく以前から、両親に育てられたことのない相談者は、たぶん、この夫こそが、自分をもっとも理解してくれる味方に映っていたかもしれない。


23歳の夫と、27歳の妻は、職場恋愛で雰囲気で結婚し、
十年後、妻が、子ども4人を、放り出す形で離婚した。

大原「 4人のお子さんを置いて出るのは、相当な覚悟が必要だったと思うのですが」

相談者「そうですね・・・こんなに苦しむとは思いませんでした」

後悔先に立たず・・・ か。




(つづく)



🍵☕