心の豊かさと繁栄のはざまで

かつて100円ショップで、中国で低賃金で手作りしされたらしい、
白いレースのコースターが売られていたことがある。
なぜ破格値で売れるか説明された小さな紙片が付いていた。
安く購入できることに感謝しましょう、というような
不思議な文だったが、安く仕入れた商人の罪滅ぼしの意味もあったかも。(苦笑)


その頃まだ中国は、場所によって、今よりは発展途上だったかもしれない。
(でもわずか10年くらい前の事だと記憶している)
今は、豊かさの恩恵が全体に届く前に、公害問題やぱくり問題で
中国は混沌とした状態かもしれないけれど、オリンピックは成功して
内外によりよい方向に進んでほしいな~。

数年前、ペットボトルを集めて企業に売り、生活費を稼いでいた中国の
貧村の夫婦のドキュメンタリーを見た記憶があるが、
企業の都合が変わって、ぺットボトルは多く集まりすぎていらなくなり、
彼らは生活に困るようになったという。

その後を見ていないが、どうなっただろうか。

都会に働きに出るしかなくなっている人や、成功を目指して野心的に
都会に出る人の日常を取材した特集がよく放送されているけど、
彼らは、やがて生活に困らなくなると、都会の価値観に染まって、
快適で効率のよい生活を追求してゆくのではないだろうか。

というか、そうなっていってるね。みんな…。