2007-07-29から1日間の記事一覧

心の豊かさと繁栄のはざまで

かつて100円ショップで、中国で低賃金で手作りしされたらしい、 白いレースのコースターが売られていたことがある。 なぜ破格値で売れるか説明された小さな紙片が付いていた。 安く購入できることに感謝しましょう、というような 不思議な文だったが、安…

カッパドキアのスローライフっていいな~(-_-)

カッパドキアの岩をくりぬいた住宅は今も使われている。 空気穴のあるかまどで、パン(ユフカ・エキメイ)を特製鉄板でクレープのように焼く。 今でも続く習慣。 冬用に保存用のパンもたくさん焼くという。 究極のスローライフが、今もそこにはあるんだなあ…

カッパドキアと増田政一の設計した住宅

昨日、TV番組「世界不思議発見」で、カッパドキアの岩山の住宅を見たのはタイムリーだった。 脳内@建物探訪「渡辺篤史のこんな家に住みたい」講談社1998年刊 (p.116)に 引用した増田政一設計の住宅は、渡辺篤史氏がカッパドキアを連想した建物なのであ…

永井均 「これがニーチェだ」を読む (3)

N氏(永井均氏)が面白いのは、この本を ニーチェに違和感をいだいている人にとっては、 反感の意味がこれまでよりもうまく説明され、 <ニーチェ共感者にとっては、この本は、一面では、そういう人を 告発するための本でもある。>(p.12) という点である。 …

永井均 「これがニーチェだ」を読む(2)

N氏のニーチェを通しての視点は、大江健三郎氏を嘘っぽい存在にしてしまう。 「なぜ人を殺してはいけないのか」の問いかけに大江氏はこう答える。 「質問に問題がある。まともな子どもならこういう問いかけを恥じるものだ」 この反応の嘘臭さを認識する者の…

永井均 「これがニーチェだ」を読む(1)

ブログは久々な上、突然ですが、ニーチェの入門書を読みたいと思います。 __________ 私はニーチェはほとんど読んだことがない。 読まず嫌いというよりは、難解だから読みきれずに放り出してしまう という感じだ。でも、できれば読んで理解したい…