「マンマ・ミーア」を観て、「シカゴ」を観たくなった

ターニャ役の女優さんんが、一番光ってたからです。

シカゴに出演してると解説にあったんで、
すぐあの記者役だとわかりました。
マンマ・ミーアでは、整形離婚太りの主人公の母親の
親友の一人の役。

トム・ハンクスが出資者の一人だというこの作品は、
もうストーリーは、ほぼわかってはいるんですが、
役者の個性と魅力でグイグイ
・・・・とまではいきませんが、

少なくとも
主人公の二十歳のはじける若い肢体には
釘付けになることうけあい。

ただ、なんにも残っていません。
主人公の名前も忘れた。
アマンダなんとかいう女優さんか歌手さんですが、
あまり興味もないんで、すみません、調べてまでは・・・

ただ、とにかく、今日は気分がくさくさしていて、
高齢者の頑固さにうんざり、人生を楽しく感じようと
していない性格の人間に不快になっていたんで、
誰かが面白かったといっていた
この映画を観に行ったわけですが。

美しいギリシアの風景、
たくましく一人で生きる、まだまだ魅力的なメリル・ストリープのシングルマザーぶり。
早熟っぽいのに、地道な考え方をする綺麗に育った娘の
深刻でユーモラスな企て。

いい男が三人そろって、この親子の住む島にやってきた。
やってきたのは偶然ではない、この三人のうち一人は
間違いなく、娘の遺伝上の父親なのだ。

いつの時代の設定なんだろ?
今なら、親子鑑定が先だろうと突っ込みたい人もいるだろうが、
この映画は、現在という時代背景であっても、
“事実”などよりも重要なものが、
ほんとうのテーマであることを、情深く主張しているようだった。

男たちは最後まで飾りであったように思う。
007ジェームズ・ボンドピアース・ブロスナンも、
ブリジット・ジョーンズの日記のミスター・ダーシーこと、
コリン・ファースも、なーんか飾りだったなあ・・・
ピアースなんて、そうとういい男なんだけどねえ。

メリル・ストリープはゴージャスではないですが、
相変わらず、いい役者さんだと思う。


アバの楽曲が全編に溢れ、うまくできてました。

最後のみんなでショーみたいに歌い踊るシーンに
ギリシャの神々みたいな扮装というか、
コスプレというか、なぜもっと入れなかったのかな、
差し込んであったんですよ。一秒あるかないかだった。
覚えてる人、いるかな。

舞台がギリシアというからには、
なんか、もっとロマンティックにつくって欲しかったなァ~

まあ、遥かな過去の歴史が豊穣な土地であればあるほど、
現在は人間臭い暮らしをしているもののようだけれど(ー、ー:)
文明って栄えれば、いずれ滅びますもんね。

最後に残るのは、名所旧跡となった廃墟というか、
夢の跡というか、歴史的意味のある廃墟は
世界遺産になったりしている。

そして、その地の醸し出す歴史と文明の香り。
その地の人々の意識にも引き継がれてたりするだろう。

映像だけでは絶対わからないものがある。

まあ、映画の話なんですが、そういうものも感じたかったような気がする。

自然の景色がなかったら、ただのコメディになってたような
親近感を覚える内容にちょい飽きて、
お金を何に払ったのかと考え込んでしまった。

外国の風景と、ピアースのセクシーな容姿と、
アマンダのピチピチした若い水着姿と
ターニャの個性的な役柄を味わうことに
支払ったんだなと、
今、思いました。

ターニャ役の人って、いずれはじけると思うんだけど・・・・。

もうすでに過去はじけた人かも。
いろんな役がやれる人って、ソンケーしてしまいます。
女優さんの名前は、クリスティン・バランスキー。

面白かった。
人生っていいな、と思えるほどの感銘は受けていませんが。