(書きかけ)ロールズ(1921-2002)のいう「正義論」の課題とはなにか

●参考文献は「ヨーロッパ思想入門」
 岩田靖夫著 岩波ジュニア新書2003年発行

ジョン・ロールズ


この一世紀の間に
人類に明らかにされたもの。
二つある。

一つ目は

世界的規模の

基本的人権の自覚と浸透

その経過にあった諸国家の崩壊と再生。

自由と平等の自覚と実現への戦い。
これは世界を動かしてきた原動力。

古代ギリシアのデモクラシーという政治体制の創造。





第二次世界大戦後の植民地の独立運動

・黒人の公民権運動


・現在に至る。 

二つ目は、

グローバリゼイション

ナショナリズムの限界と終焉

・学問、経済、政治の領域において、
 国家の枠を越えて人々が活動。

・人間間の対立、戦争、停滞の原因が、
 「国家」「民族」という枠にあると人々が自覚。

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人類は、いまや一つのイデオロギー、一つの宗教、一つの文化を絶対化することによって、全体を秩序づけることが歴史的現実として不可能な時代に入った。(p.202-)


全体主義の破産の意味

この現実を背負って、

ロールズは、あるべき社会の構造を考えた。



(未完)