純粋な心を歪められ再生…勇気ある生き方──映画「カクテル」にみる勇気

「カクテル」という映画の中で、主人公(トム・クルーズ)の恩人の男が資産家の娘と結婚したが事業で失敗したのち自ら死を選ぶ。

その男から届いた遺書文。



親愛なるブライアン

鏡に映るおれはニヤリと笑うか、影が薄いか…今はニヤリと笑うこともない。

優雅な退場ではないが、酒ビンは空になった。ただひとつ懐かしいのは──君と交わした軽口だ。

最後の一言はおれに言わせてくれ。
コグランの法則
“死人はにおう前に埋めろ”
あとの法則は無視してくれ。
おれはつまらん男だ。君にはわかってるはずだ。



ブライアンは、恩人に馬鹿にされていたが、恩人にはわかっていたのだ。
ブライアンの生き方が正しいことを。

ブライアンは意地や弱気から失った恋人を取り戻す勇気を出す……