『悟り』をめぐるテキトーな雑感(3)イエスから宇宙飛行士まで……人間はいつか気付いて、歪みから立ち上がる

人は誰でも、一時的に歪んだ心境になる時がある。

たとえばいじめられたり
人間関係で誤解されたりした場合など。

そのまま、カルマ化させてゆくか、引き返せるかは
個人の考え方次第であるだろう。

思うに、歪んでしまう原因は、生きる上での心許なさではないだろうか?

寂しさ、孤独感、疎外感…それらを避ける事が
生きる上で価値があると思えてしまうのではないだろうか?

いじめや無視により、自ら死を選ぶほど
被害者を追いつめる事実から見ても

生きる上で、人間は『孤独』が最も辛いと感じるのだと思う。

自我のまだ出来上がっていない、まだ精神的な庇護の必要な世代の人間に
大人でもつらい無視やいじめが続けられると……

さぞ不安定な精神状態になるだろう。

大人でさえ、過剰なストレスによって
不安定な精神状態で鬱になり、引きこもる人々が多いのだ。

そして沈んでゆく。歪んでゆく。すさんでゆくのだ。

しかし、歪んだ人間も
いずれは自分の歪んだ状況は良くないと気付かされてゆく。

人間は本来の道に戻り、再び歩き始めるのだ。

(4)に続く