『悟り』をめぐるテキトーな雑感(4)イエスから宇宙飛行士まで……現実感覚と、潜在意識に不満を溜めない生き方の重要さ

歪みの経過で、過ちはあれこれと複雑化するものである。

良し悪しが明確でないものを良いものと錯覚して
勘違いしてゆく場合もある。

極端な例。
竜に憑かれたら、神とくっつけて『龍神』みたいにして祀る場合等。

それを求めた時代もあったろう。
だが今や、きちんとした現実感覚を身に付けないうちに
霊媒師や祈祷師になってしまうのはマズイと思う。

まず、霊的体質者は、普通は自分の異常な体質に苦しむ。

幼いうちから周囲の歪みやエゴや偏見に満ちた価値観を吸い込んでしまい
不満や葛藤を起こし、押さえ込込んでしまい、そこを悪霊は狙うのかもしれないが

潜在意識に押さえ込まれた不満だらけの自我は、霊的体質には非常にマズイ。

特に表面意識と潜在意識の乖離には、気を付けねばならない。

(普通の人間は、不満がたまると、冷たい性格になる)

これが、『悟って』いれば、正しき行いと思念に対するバランス感覚を持ち
不動心を持ちかつ不退転の心境となるのだろうけれども。

と思いたいが、あらゆる解脱したと自称する教祖たちのなかに
そんな人間は1人でもいたのだろうか?

(5)に続く