『グレート・ギャツビー』…階級社会の生み出す人間性や価値観の歪みを描き出す

スコット・フィッツジェラルド作。

貧しかったギャツビーは若い頃、
お金持ちのお嬢様デイジーと恋に落ちたが
離れていた間に、デイジーは結婚してしまう。

ギャツビーが再びデイジーの前に現れた時
彼は毎日パーティー三昧の成金の億万長者に。

人妻となったデイジーを取り戻そうとする。

この小説は、物質に価値を置いた資本主義社会に生きる
人間の歪みやさまよう姿を描いているといえる。

フィッツジェラルドの妻ゼルダ
モデルになっているデイジー

気まぐれで、豊かな物質社会の中でしか生きられない
夢見がちな軽はずみな女性である。

デイジーは、ギャツビーにとっては
手の届くはずのない世界に咲く憧れの鮮やかな花だった。

クローゼットから
色とりどりのワイシャツを取り出すシーン…
そこが私は好きだ。

デイジーがギャツビーのワイシャツに顔を埋め感動をもらす。

結末は、上流階級の気まぐれに下層階級が振り回され
踏みつけられて終わりなんじゃ?
てな印象。

デイジーの女友達、ジョーダンがセクシーだ。

なんでもありな1920年代のお話。